年明けのパリからボンジュール ~ 最新オーガニック(BIO)事情

今、人々がオーガニック(BIO)の商品を選ぶのは、「私たちは自然の一部であり、地球環境に責任がある。次世代には、健やかな自然環境を継承する義務がある。」という考え方が主流です。
年明けのパリからボンジュール ~ 最新オーガニック(BIO)事情

 

新しい年を迎え、おせち料理を食べ過ぎて、疲れた胃にやさしい七草粥を食べている方もいらっしゃるかもしれませんね。七草粥は、昔の人が考えた一種のデトックスともいえます。
さて、前回は年末のパリをご紹介しました。
今回は続けて「パリの最新オーガニック(BIO)事情」をレポートします。

 

パリでオーガニック(BIO)製品はどこで買えるの?

観光でパリに行き、オーガニック(BIO)やアロマ商品を探しても見当たらず「一体どこで買えるの?」ときかれることがあります。
なかなか見つからないのは、オーガニック(BIO)系のお店は観光地にではなく、フランス人の居住地区に集中しているからなのです。

パリに行った方は「パリって案外狭いのね。」と感じたのではないでしょうか。パリの大きさは、東京の「山手線の内側」の面積とほぼ同じ。住居費が東京より高いパリでは、人々は郊外に引っ越し、郊外からパリ中心部に通勤する傾向にあります。
そういうわけで、オーガニック(BIO)系のお店はパリ郊外に多いのです。

ドイツやフランスは、ヨーロッパでも有機農業が盛んで、有機農産物や有機栽培の植物を原料としたオーガニックBIO)製品が豊富な国と言われます。
私がオーガニック(BIO)に注目するようになって 15 年になりますが、10 年ほど前からは現地の展示会にも足を運ぶようになりました。

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そこでは、オーガニック製品の種類が豊富であることに驚きました。
最近では、プロフェッショナル向けのオーガニック系展示会もあります。

 

オーガニック(BIO)を選ぶ理由

私がオーガニック(BIO)製品を購入するようになった頃は、オーガニック(BIO)市場は規模が小さく、種類もまだ多くはありませんでした。私を含めほとんどの人が、ただ「健康に良い」という考えからオーガニック製品を選んでいました。

その考え方も、オーガニック(BIO)市場の拡大とともに、少しずつ変化していきました。
私が、フランスのオーガニック スキンケアブランド「ドンキーズ&Co.」を日本に輸入販売することを決意したとき、「オーガニック(BIO)とは、単に健康に良いだけではなく、地球環境の保護に直結するものだ」と考えるようになっていました。

ドンキーズ&Co.社と関わるようになり、オーガニック農場のロバの幸せそうな顔、生産者の健康的な仕事ぶりや日常生活に触れました。

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また、ドンキーズ&CO.社は、売上の一部を環境保全に寄付するという「1%フォー・ザ・プラネット」に参加しています。

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1%フォー・ザ・プラネットとは、消費者も商品を購入することによって、地球環境の保護に参加できる取り組みです。

先日は、フランスの TV 番組で、ガンに侵された 40 代男性のルポルタージュを見る機会がありました。農場を経営していたこの男性は、病で仕事ができなくなり、農薬とガンの因果関係を立証すべく悪戦苦闘していました。

また、有機農業を実践したいと思っても、農薬を散布していた自分の農地を有機栽培が可能な農地にかえるには、数年かかるという頭の痛い問題にも直面していました。

今、人々がオーガニック(BIO)の商品を選ぶのは、「私たちは自然の一部であり、地球環境に責任がある。次世代には、健やかな自然環境を継承する義務がある。」という考え方が主流です。
私は有機牛乳をよく購入しますが、すぐに腐ってしまいます。これが本来の牛乳なのです。

 

オーガニック(BIO)のお店をご紹介

さて、オーガニック(BIO)のお店をご紹介しましょう。
皆さんが観光で行かれる時を考え、アクセスのよい場所を選びました。
最近はオーガニック系スーパーのチェーン店も見かけます。オーガニック市場の拡大とともに、オリジナリティのあるオーガニックのお店が増えてきています。

 

●BIO C’ BON ISSY-LES-MOULINEAUX

地下鉄 12 号線 Marie d’ Issy 下車、徒歩 2 分

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フランチレストランの跡地にあるオーガニックのチェーン店の1つです。エントランスの上のガラスと鳥の飾りはレストラン時代のもので、ベルエポック風です。
エントランスの前には野菜、店内奥には化粧品やお菓子が陳列されています。

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野菜売り場のポスターには、保存剤フリー、新鮮な野菜やフルーツという文言が。最近よく見かける、ナッツなどを必要な分だけ袋に詰めて購入するセルフコーナーもあります。
容器など資源の無駄を抑え、食材も必要な分だけ購入できる、環境にもお財布にもやさしい配慮といえます。

 

●BIOBURGER 100%オーガニックのファーストフード

パリオペラ地区 地下鉄 3 号線 4 Septembre(パリに 2 店舗あります)
100%オーガニックと謳っています。「ケチャップ、マスタードもオーガニックなの?」と質問すると、責任者の ANDRE さんは「そうだよ。」と証明書を見せてくれました。

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バーガーは 7.6 ユーロから。バーガーのル・クラシック頂きましたが、ハンバーグ、トマト、チーズ、オニオンコンフィ、ピクルス、レタスの具材がしっかり入っており、噛みしめるほどにオニオンコンフィの自然な甘味が口に広がります。
別料金の追加トッピングや、ポテトもあります。

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ゴミ箱周辺がフランス風。エコでシックなお店です。

 

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■Bernard France Service
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