日常を取り戻した年末のパリからボンジュール

パリでは 1980 年代にもテロがあり、1995 年には電車内やシャンゼリゼ付近 でテロ事件が発生しました。しかし、こうしたテロ事件に対して、パリ市民は何度も抵抗してきました。
日常を取り戻した年末のパリからボンジュール

年末が近づき、忙しい日々をお過ごしのことと思います。 私は現在、パリと東京を行き来しているため、パリで発生した同時多発テロ事件のニュースが流れた後、 沢山のメールを頂きました。 読者の皆さまの中には、今回の事件を受けて、フランス旅行を中止した方や、ニュースを見て心を痛めて いる方も多いかと思います。

ですので、今回は私の担当であるフランス発オーガニック(BIO)の情報を織り交ぜながら、ありのままの 清楚な年末のパリをお伝えしたいと思います。以下文中のお写真はすべて 2015 年 12 月に撮影したものです。

 

12 月のパリ

一年で最もイルミネーションが美しい 12 月のパリです。今年のパリは暖冬といわれ、12 月でも 3 月並みの 暖かさです。

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さて毎年 12 月に入ると、パリには子どもが喜ぶものが沢山お目見えします。なかでも、高級老舗デパート 「ボンマルシェ」のクリスマスディスプレイが有名です。ショーウインドウ前には、子ども用お立ち台があり、 例年ならば親子連れで混雑しているのですが、今年はその姿は少なくガラガラです。そのため、私はゆっ くりと見物することができました。

 

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写真は、外国人観光客にも人気の有名チョコレート店。クリスマス前で、フランス人が詰めかけています。

 

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木の切り株の形をしたケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」はクリスマスに欠かせません。

 

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こちらは、、パリ近郊のショッピングモールに立ち並ぶクリスマスのマルシェ(露店)です。子どもは甘いも のが大好き。これは万国共通ですね。チョコレートのフォンテーヌ、ヌガー、チョコレート……と足を止めて 眺めています。子どもたちの顔にご注目。

 

「私はカフェのテラス席にいる」が合言葉

ショーウインドウと同じ並びにあるデパート内のカフェは満席です。テロ事件を受けて、人々は「私たちは テロに屈することなく外出する(Résistons)」「私はカフェのテラス席にいる。」をスローガンに生活しています。

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奇しくも歌手のフランス・ギャル(1960 年代に「夢みるシャンソン人形」がヒット)が RESISTE というタイトル でショーを1月 3 日まで開催しています。

 

レジスタンス精神はフランスの文化

あまり知られていませんが、パリでは 1980 年代にもテロがあり、1995 年には電車内やシャンゼリゼ付近 でテロ事件が発生しました。これらは今回ほど規模も大きくなく、またインターネットの普及前だったので、 滞在中の日本人観光客は事件にほとんど気がつかなかったようです。 こうしたテロ事件に対して、パリ市民は何度も抵抗してきました。18 世紀のフランス革命では民衆はバス ティーユ牢獄を襲撃し、大戦中はレジスタンス活動、現代では妥協のないストを行なうなど、レジスタンス (Résistance)の精神はフランスの文化と言えましょう。

 

オーガニック(BIO)のファーストフードが人気

せっかくですので、オーガニック(BIO)のファーストフードもご紹介。オーガニック(BIO)とファーストフード は相反するものだと思っていませんか?「Non, Non ノン、ノン」、いいえ、そんなことはありません。近年、 手軽に食べられるオーガニック(BIO)ファーストフードの需要は軒並み増加しています。

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写真は、オペラのアーケード街にあるオーガニックのハンバーガーショップ「BIOBURGER」です。ハンバー グとフライドポテトはもちろんオーガニック(BIO)。ハンバーガーとポテトで 10 ユーロですので、外食の高い フランスなら安い方かと思います。お昼時なので、人が頻繁に出入りしていました。TV(フランス 2)でも紹 介されたお店です。

 

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2 件目は、オペラ裏にあるギャラリーラファイエットの斜め前の店「aux 2 vaches」。お店の名前が「2 頭の雌 牛」を意味するだけあって、店内は牛をモチーフにした装飾が施され、ナチュラルな内装でゆったりとした 気分で食事をすることができます。アイスクリーム、飲み物、サンドイッチ、サラダはすべてオーガニック (BIO)。私のおすすめは、ヨーグルトソフトクリーム(2,9 ユーロ)。甘さひかえめで、濃厚なお味が気に入っています。

 

厳しい警備の中で日常を取り戻したパリっ子

どこも警備は厳しいようですが、パリの住民はその方が安心と言います。今年は、厳重な警戒態勢がしかれているため、盗難や空き巣が減ったようです。

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写真は、私が泳ぎに行くパリ郊外の屋内プールです。平日の夜なので家族連れも多く見かけます。ちょっ ぴりタヒチのような雰囲気でリラックスできます。

 

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友人は、クリスマスシーズンでビジネスマンが少ないためか、ホテルを安く予約できたと喜んでいました。 中国人観光客の数には変化はありませんが、アメリカ人、日本人は減少。パリっ子は日常生活を取り戻し ていますので、どうぞご安心ください。

新しい年が皆さまにとって幸多きものになりますように。

ベルナールフランスサービス ベルナール 久美子