日本一の山「富士山」から届く美しいメッセージ

日本を代表する霊山の『富士山』。その圧倒的な出立ちは、海外の観光客をも魅了してやみません。そこに現れる不思議な現象『雪形』とは……?

 

【富士山だけに限らない雪形】

雪形という言葉が生まれたのは「昭和初期ぐらい」とされていますが、こういった現象自体は、富士山に限らず「日本各地の山々」で観測されてきました。
特に新潟県には雪形を観察できる山が多く、「100個を超える雪形が記録されている場所もある」ほどです。100種類の中には「兎、猫、牛、馬」などといった動物から、「鶴、鳩、鷺(さぎ)、カラス」などの鳥類、さらには「龍や恵比寿神」といったスピリチュアルなものや、「船やお膳」のような道具まであります。
これだけ、色々な姿があるわけですから、おめでたいものが現れると「吉兆」として、縁起の悪いものが現れると「凶兆」として捉えられていました。

富士山の場合は、前述の農鳥などを含めて、主に春から初夏にかけて雪形が現れるので、「春の風物詩」などといわれていますが、今回のようなケースもありますし、2012年には1月31日に、雪が強風で吹き飛ばされることによって、早く農鳥が登場するというようなこともありましたので、来年はどのような姿を富士山が見せてくれるのか、今から、注目しておくと面白いかもしれません。

 

【自分で雪形を見つけ出してみよう】

ちなみに富士山で観測された雪形としては、前述のものの他に「牛方」「登り竜」「鳳凰」「帰る雁」「帆かけ舟」「天狗面」「火焔仏」「黒牛頭」「舞い鶴」「かんのんさま」「豆まき小僧」「お犬雪」「かぐや姫」などがあります。
シンボル的に縁起がいいものとしては、「登り竜」や「鳳凰」などがありますが、自分で富士山の雪形を見つけてみるというのも面白い試みです。

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占いの手法で、「珈琲カップの底に残った模様からインスピレーションを得て占う」というものがありますが、こうした方法は、占う人の潜在意識から情報を取り出すためのものですので、珈琲に限らず、象徴的な形が見いだせるならばなんでも応用可能です。
雪形によって、日本一の霊峰であり、スピリチュアルな存在でもある富士山からのメッセージを受け取ることができれば、なにか新しい気づきを得られるかもしれませんので、富士山がよく見える場所に住んでいる方は是非チャレンジしてみてください。

That “yukigata” of Mount Fuji is a symbol.
It divine in form of the snow.

 

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