夏ばて解消、気分スッキリで免疫向上、肌も綺麗になる温冷浴。始めるのは今がチャンスです!

「心臓病などの疾患がある方は、足や手といった末端にとどめておき冬場は行わない」ようにしましょう。「血管系の障害がある方も同様」です。また、健康な人でも、効果的だといって、あまり「長い時間繰り返すのはやめましょう」。最大でも「20分程度」にとどめておくことがオススメです。

【温冷浴で血流を良くする】

「温冷浴(おんれいよく)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「温冷交代浴」などとも呼ばれるもので、文字通り、「冷たい水とお湯を交互に浴びる入浴法」のことです。手法自体はとてもシンプルなのですが、この入浴法は身体にとってとてもメリットのあるものです。

この手法による最も大きな効果は「血流の向上」にあります。よく「血液がサラサラの方が健康的」などといいますが、要するに血液の流れである、血流がスムーズなほど、私たちは健康的な生活が送れるのです。血液は、「臓器に酸素を運ぶ」という重要な役割をもっています。それには、脳も含まれていますので、血流が滞ると、精神的にもダメージを受けてしまうわけです。

血流を良くするためには、さまざまな手法があり、前述したように食物やサプリメントでも可能ですが、温冷浴では、より「直接的に血流をよくすることが可能」です。冷水を浴びると私たちの身体は緊張します。冷たい水に触った時に身体がびくっとするという体験は多くの人がしたことがあるでしょう。このとき、体内の血管も収縮しています。そして、お湯につかると、今度はリラックスして血管が拡張します。これを繰り返すことで、血液の循環がスムーズになり、血流が良くなるわけです。

 

【血流を良くすることで産み出される効能】

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かなり直接的に血管に働きかけているわけですので、その「効力は絶大」であり、スポーツ選手の「疲労回復及びパフォーマンスアップのための手法」としても研究され、一定の効果があることがわかっています。身体を専門的に鍛えている人たちですら、効果があるわけですから、どれだけ強力な手法かということがわかるでしょう。

血流が良くなることで産み出される効能には次のようなものがあります。

・疲労回復
・代謝アップ
・脂肪燃焼
・むくみ解消
・美肌効果
・自律神経失調症の改善
・自律神経の機能向上
・風邪の予防
・アトピー性皮膚炎の改善
・頭痛
・肩こり
・不眠

これらは、あくまでも一部ですが、特に「夏場に嬉しい効能が多くある」ことがわかります。夏ばてに対抗するためには「疲労回復」が必要ですし、露出が多くなる時期ですので、「脂肪燃焼や代謝アップ、むくみ解消などのダイエット効果や、美肌効果」は嬉しいものです。また、現代病といえるクーラー病による「自律神経の乱れも改善」してくれますし、夏場に辛い想いをする「アトピー性皮膚炎」の人も助けてくれます。

もちろん、温冷浴は夏だけでなく、通年で行えるものですが、上記のような効能があること、また、寒い時期に冷水を浴びるのはハードルが高いということもあり、「今の時期から温冷浴を始めておくと、冬にはより質の高い温冷浴が行えるようになっている」ことでしょう。

 

【温冷浴にチャレンジ!】

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それでは、さっそく温冷浴の方法を紹介しましょう。

1.冷水を手足に1分程度シャワーでかけます。
2.次に40度程度のお湯に1分程度つかります
3.1と2を5回(10分)程度繰り返します。
4.最後に冷水で終わるようにしましょう。

こちらは初級編となっています。手足にシャワーをかけることに慣れてきたら、次は「全身に冷水を浴びる」ようにしてみて下さい。ただし、心臓病や高血圧などの疾患のある方は、「全身に冷水を浴びることは絶対にしない」ようにしてください。

最終的には「温度差が30度程度ある、冷水とお湯を交互に使うことが出来ると最大限の効能が発揮されます」。夏場ですと、冷水といっても、そこまで温度が下がることはないので、夏の内に徐々にならしていって、冬場に本格的に行うと風邪を引きにくくなるだけでなく、最後に冷水を浴びることで、体内に熱が封じ込められて湯冷めしないようになります。

夏場は冬場ほどの温度差は出ませんが、それでも「最後を冷水で締めくくることで、汗が出にくくなります」ので、湯上がりがさっぱりとしたものになり、自律神経が整えられたこともあり、「暑くても心地良い睡眠を得る」ことが出来るようになります。

最初のうちは、冷水を浴びるのに勇気がいると思いますが、夏場ならば手足に浴びるのは簡単だと思いますので、徐々にそこから全身へとうつしていき、最終的には完全な温冷浴をマスターしてみてください。ほとんどなんの道具もいらずに出来るにもかかわらず、多くの効能がありますので、オススメです。

最後に、注意点をいくつか紹介しておきます。前述したように「心臓病などの疾患がある方は、足や手といった末端にとどめておき冬場は行わない」ようにしましょう。「血管系の障害がある方も同様」です。また、健康な人でも、効果的だといって、あまり「長い時間繰り返すのはやめましょう」。最大でも「20分程度」にとどめておくことがオススメです。無理をして健康を害さないようにしながらも、効果絶大の温冷浴にチャレンジしてみてくださいね。

【参考サイト】
Water Immersion Recovery for Athletes: Effect on Exercise Performance and Practical Recommendations
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs40279-013-0063-8

 

It is healthy in the cold & hot bath.
Method of bathing is recommended for summer.

 

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