縮まる男女の差! 広がるマナーの悪さ? ~平等対等は「恥の文化」を捨てる事では無い~

マナーは不快感を与えず相手を思いやる心。大股を開いて座っている若い女性が増えている?
縮まる男女の差! 広がるマナーの悪さ? ~平等対等は「恥の文化」を捨てる事では無い~

時代と共に変化する男性観・女性観

最近、男性観や女性観が大きく変わってきた気がします。時代が進むと共に男尊女卑などの差別的な問題が減って来る事はとても良い事だと感じます。男性も女性も共に手を取り助け合える世の中は本当に素晴らしく、そして望ましいと思います。

差別が無くなる事はとても良い事だと思います。男性しか出来なかった仕事を女性がしても良くなったり、女性がやっていた仕事を男性がやっても笑われたり変な眼で見られなくなったりする事はとても良い事です。最近は「主夫」とか「イクメン」という言葉も聞くようになりましたね。家事や育児に関しても、厳密にはどちらが行っても良いですもんね。分担したり、家族が協力し合ったりしてバランスよく行えるなら、とても良い事だと思います。

行動や考え方の幅が広がるのはとても良い事だと思います。従来の「男性的」と呼ばれていたタイプの女性が増えて来ても決して悪くはありませんし、「女性的」と呼ばれていたタイプの男性が増えて来ても問題があるわけではありませんからね。しかし、差別がなくなり自由度が高くなる事は良いのですが、私たちは重要な事を忘れて来ている気がするのです。

それはマナーです。女性はつつましく、男性はたくましくこれが必ずしも正しいわけではないのですが、男女差を取り除こうとするあまり、礼儀まで忘れてしまった人が少なくない気がします。今から少し例え話を交えて解説して行きますね。

車の中でのマナー、あなたは大丈夫?!

たとえば、車の運転を想い浮かべてみて下さい。ひと昔前に比べて、最近は女性ドライバーが増えた気がします。女性が運転して、男性が助手席に座るというパターンも少なくありません。よくよく考えたら、男性が必ず運転しなければいけないとか、女性は運転しない方が良いとか、そういう事はありませんからね。ひと昔前だと、運転マナーの悪い人と言えば、何となく女性より男性が多いイメージでしたが、時代と共に、運転マナーの悪い女性も増えてきました。

スピードを出し過ぎる人、車間距離を考えない人、ウィンカーを出さないで割り込んで来る人、道を譲って貰っても挨拶しない人スマホをいじりながら運転している人など。これらは本当に危険です。ひと昔前なら「オトコの人って野蛮ね!」で済んでいたかもしれませんが、今では男性が女性の運転マナーの悪さに怯えているという事も充分に考えられます。

一方、運転をしたがらない男性も増えてきました。女性より男性の方が車の運転が得意で好むイメージがありますが、全ての男性がそうではありませんからね。

最近は奥さんや彼女( ※人によっては「パートナー」と呼ぶ人もいます)が運転をして、男性は助手席に乗っているというケースも多く見られるようになりました。それ自体は良い事ですし、問題ないのですが、女性ドライバー同様、助手席に乗っている男性のマナーも悪化しているようにも感じられます。ダッシュボードの上に両足を投げ出し、ふんぞり返って座っている男性。あれは、とても見苦しいですし、とても危険な姿勢です。ステレオタイプと思われるかもしれませんが、運転が男性のものだった時代に、その手のマナー違反の男性はそれほど見かけなかった気もします。それに男性であれ女性であれ、運転してくれている人に対して失礼な行為です。さすがに女性でそのタイプの人は今のところ見かけないですが、男性も女性も車に乗る時のマナーは守った方が良いと思います。

座っている時の姿勢、気を抜きすぎに注意!

他にも日常生活の中で性差が無くなってきた事で、一緒に無くなってしまったマナーがあります。これは女性の話なのですが、ショッピングモールのフードコートやファーストフード店などを利用して席に着いている時の姿勢です。

背筋をピンと伸ばして、肘はつかない……という細かい話ではありません。その辺の事はTPOさえわきまえていれば、ある程度は許されると思います。問題なのは、信じられないですが、最近は大股を開いて座っている若い女性が増えている事なのです。ボックス席で見えないと思っているかもしれませんが、案外見えます。ボーイッシュな女性なのかどうかはわかりませんが、学校の制服を着ていたり、私服でもスカートを履いていたりする時は、さすがに股は閉じた方が良いと思います。

女性同士で利用しているから問題ないとか、ズボンだから構わないとか、スカートの下に見えても良い物を身につけているとか、覗きこんでくる方が悪いとか、反論も返ってきそうですが、そもそもそういう問題ではありません。男性は大股開きでも許されるのに女性がダメというのはおかしいという話でもありません。男性も受験や就職活動の際は、座る時は股を広げ過ぎないように指導されているはずです。決して男性だから許されているわけではなく、マナーの悪い男性が股を広げ過ぎているだけなので、決して真似しないでください。股関節そのものに問題があって止むを得ない方に対して言っているわけではないのでご了承ください。

カッコつける前に、
最低限のマナーを守ることを意識する事が先決!

車の話と座り方のお話を例に挙げましたが、このように性差がなくなって良くなった面が増えましたが、その半面、悪くなってしまった面も残念ながらチラホラ見えて来るようになりました。性差が無くなるとマナーが無くなるという話ではありませんが、性差が無くなる事で「恥」の概念まで消えてしまったとしたら、これは大きな問題です。

そもそもマナーとは、相手に不快感を与えず、できれば爽やかな気持ちでいて貰うためのコミュニケーションのスキルです。男性観や女性観は時代と共にどんどん改善されて行った方が良いですが、男性であれ女性であれ、同性であれ異性であれ、大切なのは相手を思いやる心なのです。