アーユルヴェーダで使われてきたハーブたち ~人類史上最も古くから親しまれてきたスパイス、シナモン《後編》~インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』vol.74

カレーに使われているようなスパイス系のほとんどは、アーユルヴェーダにおいて伝統的に使われてきたものばかり。
アーユルヴェーダで使われてきたハーブたち ~人類史上最も古くから親しまれてきたスパイス、シナモン《後編》~インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』vol.74

今回は前回に引き続き、「シナモン」のお話です。
前回では、シナモンを痩せ薬として使う方法をご紹介しましたが、シナモンの効果は、もちろんそれだけではありません。

料理にはもちろん、肌、髪のケアまでさまざまに使えるこのシナモン、今回はそんなマイナーな使い方についてご紹介したいと思います。

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■シナモンのさまざまな使い道

・『匂いをかぐだけで、集中力アップ!』

シナモンの匂いは、散漫になっている気を引き締め、認知機能や記憶力、集中力を高める効果があるといわれています。

気が移ろいやすいときや、集中力にかけるときなどは、時々シナモンの匂いをかいでみましょう。具体的には、シナモンスティックやシナモンの精油を含ませたハンカチを持ち歩いて時々匂いをかいだり、オフィスや仕事部屋では、シナモンの精油をたらしたポプリやアロマテラピーのポットで香りを部屋に漂わせて置くのがベスト。

集中力が増し、頭脳ワークがサクサク進みそうです。

(アロマポットで香りを漂わせる)

・『コレステロール減らし』

糖尿病患者を対象にした、40日間にわたるある実験で、毎日シナモンの粉を小さじ1/4杯を摂った場合、悪玉コレステロール値が下がったという報告がなされています。

・『しゃっくり止め』

急にしゃっくりが出て止まらなくなった時は、シナモンひとつまみとアップルサイダービネガー1/4カップを混ぜたものをクィっと一飲み。
胃が落ち着き、しゃっくりが即効で止まります。

・『咳止め』

風邪を引いてしまって、なかなか咳が止まらない……。
そんな時は、シナモンティーがおすすめです。

シナモンパウダー/1つまみに、刻み生姜/小さじ1、クローブパウダー/1つまみを、カップ一杯の熱湯に加えてお茶にして飲みましょう。

・『筋肉痛の解放』

シナモンには、筋肉の収縮と緩和に関係したホルモン物質のように働く作用があり、痛み減らしに使われることがあります。
上記のレシピのように、お茶にして飲むか、料理に加えて摂りましょう。

・『冷えにはシナモン入りの料理をたっぷりとる』

シナモンは、血行をよくする代表スパイスのひとつ。
単体でもOKですが、ガラムマサラのような他のスパイスと混ぜてあるものをカレーやシチューに入れて食べるとより効果的です。

・『産婦人科系の不調に』

シナモンは、何世紀もの間、月経が重い女性たちを助けてきたハーブとしても有名です。
産婦人科系の不調全般にも。

・『ニキビなしの肌づくり』

シナモンパウダー小さじ1、ハチミツ大さじ1を混ぜ合わせてペーストをつくり、寝る前にニキビの上に塗って、翌朝温かいお湯で流します。
これを二週間続けて、肌の様子をみてみましょう。
(シナモンは、血液循環を高めて消化と排泄を助けるので、お肌を健康的できれいに保ちます)

(シナモンフェイスパックはニキビケアに◯。)

・『抜け毛をとめる』

オリーブオイル大さじ1、ハチミツ大さじ1、シナモンパウダー小さじ1/3を混ぜ合わせペースト状にしたものを、頭皮につけて15分間パック。
その後、マイルドなシャンプーで洗い流します。
(やる頻度の目安は、週3回程度。)

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料理はもちろん、肌や髪ケアにも使えるシナモン。

シナモンのような何気ない身近なスパイスを日々、活用する習慣は、病気を寄せ付けない体づくりに役立ちます。

特にカレーに使われているようなスパイス系のほとんどは、アーユルヴェーダにおいて伝統的に使われてきたものばかり。
日々、まめにとっておきましょう。

 

《村上アニーシャ さんの記事一覧はこちら》
http://www.el-aura.com/writer/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3/?c=73188

 

(トップ画像/シナモンを振りかけたカプチーノで集中力アップ)