■病気予防のコツ ~その4~ 『もって生まれた気質を理解する: あなたはどの気質? アーユルヴェーダによる七つの体質<3>』〜インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』VOL.39

今回は、気質の二つめのタイプ、ピッタ気質についてお伝えしたいと思います。
■病気予防のコツ ~その4~ 『もって生まれた気質を理解する: あなたはどの気質? アーユルヴェーダによる七つの体質<3>』〜インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』VOL.39

■『ピッタ気質』:

ピッタの人は、強い代謝と良好な消化力があるため、強い食欲があります。(このタイプは、たくさん食べ、飲み、冷たいものが大好き!)
体質的に体温が高めで、日光や暑さに対する抵抗力が弱く、耐えることができません。

この気質は、とても知能が高くて鋭く、理解力に優れ、基本的に野心的です。
一度自分に必要なことを理解し、どんな努力が必要かを知れば、それを実行に移すプランをたてて実際に実行する力は、三つのドーシャ気質の中でナンバーワンといわれています。

ピッタの人たちは油断がなく、知的で粘り強さがありますが、残念なのはこういった質は同時に、ピッタのアンバランス状態やストレス下に置かれたとき、辛辣で痛烈なものに変わってしまうこと……。

ピッタ気質は、何かに対して賛成するか反対するかのどちらかになる傾向があり、物事を白黒で見がちで、狂信的になることがあります。

歴史上の暴君は皆、ピッタアンバランスだった?

 

また、強い自制心をもってはいますが、ピッタ特有の火と熱は、マインドを狭くしたり、他人や自分自身相手に闘いや衝突を起こすことがあるので、自己中心的や反社会的になることも……。

ピッタの人が注意しなければならないのは、とにかく、バランスを崩したときの過剰な攻撃性や人やものに対する激しい怒りです。思考の高ピッタ状態は、頭の混乱、イライラ、怒り、暴力の原因となり、過剰批判し、どこへ行っても敵がいて、いつでも闘いの準備が万端状態になるは、典型的なピッタ気質といわれています。

ピッタのアンバランスがある人は、衝動や感情に過度に集中して突き動かされ、コントロールができない状況に対して簡単にストレスを感じます。
火のような熱い性格ゆえに表現が辛辣で鋭い言葉になったり、潰瘍や肌の炎症、過度の胃酸、手足の灼熱感、頭痛、肌の湿疹や発疹、そして高血圧といった健康問題に繋がる可能性もあるとされています。

メラメラ燃えるピッタな炎

 

★この気質の人たちが健全であるために:

火のような気質ゆえ、野心的になったり、過剰に真剣になったり、率先して破壊的になるような危険人物になる傾向があるピッタの人たち。
(歴史上存在した暴君たちは皆、ピッタのアンバランスがあったことでしょう)

その行き過ぎた熱で自分自身の身を焦がさないように、アーユルヴェーダではピッタの人たちに次のようなアドバイスをしています。

ピッタ特有の明晰な内観や知性、自己分析を、他人や自分自身とのもめごとにではなく、自分自身の中にある問題の原因を理解するために使うなど、「正しく」使うことが大切です。

白か黒かに偏らず、バランスのとれた見方で物事を見ることを学び、考慮ある社交が必要です。

涼しい、落ち着いた快適な状況は、ピッタの人の火をなだめる効果があります。日頃から、キュウリ、スイカのような涼しい食べ物、メロン類、デイツ、他の新鮮で甘い果物を多めにとることで、ピッタのバランス維持を助けます。

さけた方がよいことは、強く明るい色や五感の過剰刺激、メディアからの暴力や攻撃といったシーン(ピッタの人の中にある同じ質を増大させます)、また、火をさらに強くするスパイシーすぎるものや塩辛いものは、さけるのが無難です。

また、普段の運動には、過度に体を熱くさせることのない運動を選んだ方が得策です。穏やかなヨガは、過度のピッタのバランスを取り戻す効果があり、特に背骨をねじるようなポーズや、前屈の類は、ピッタに有効です。

バスタイムは、熱をなだめる効果のあるジャスミンやサンダル、ローズなどの精油が特におすすめ。
ピッタをリラックスさせ、過度の火を落ち着かせます。

★★次回は、「カファ気質」についてお伝えしたいと思います。

 

《村上アニーシャ さんの記事一覧はこちら》
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