インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』Vol.17 〜オージャスを高めて素敵な”美”を!〜

巣ごとに、約10000から20000匹の蜂たちが、何千もの花々の蜜を集め、それが濃縮されてハチミツが出来上がります。このハチミツが、花のオージャスです。
インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』Vol.17 〜オージャスを高めて素敵な”美”を!〜

■美容とオージャスのお話。<1>

 よく、美しい肌の代名詞のように語られるのが、赤ちゃんの肌。

あの赤ちゃん独特の肌やオーラは、一体どこからくるのでしょうか。

アーユルヴェーダ的にいうなら、赤ちゃんと小さな子どもの肌は、「オージャス」というもので輝いています。このオージャスとは、一体何なのでしょうか?

赤ちゃんの肌はオージャスで一杯

今回から数回に渡って、このオージャスについてお伝えしていきたいと思います。

☆オージャスって、何?

アーユルヴェーダによれば、オージャスとは、老化、免疫、輝く肌、活力、気分、睡眠、消化、霊性、そして肉体的な強さを左右する、体内にある特別な物質です。

梵語では「オージャス」という言葉には、二つの意味があり、

一つは、「身体的健康と活力」や「生命力」を表し、二つ目は、「精神の健康と感情的健康の意識が表現されたもの」を表します。

オージャスは、食べたものを消化した後に出来上がる、副産物として得られる最も純粋な物質で、食べたものが最も精製された物質と考えられています。

これについて最もわかりやすいのが、ハチミツが出来上がる過程です。

ハチミツは花のオージャス

巣ごとに、約10000から20000匹の蜂たちが、何千もの花々の蜜を集め、それが濃縮されてハチミツが出来上がります。このハチミツが、花のオージャスです。

同じように、私たちが加工されていない食べ物を食べる時、健康的な消化プロセスを通じて食べたもののごくわずかなエッセンスが、時間をかけて少しずつ溜まっていき、オージャスになります。

オージャスは、体の中に備わる主な生命サポート力となるもの(アーユルヴェーダでいうところの、精神、体、そして内なる自分をとりまとめる役割を果たす質)で、外部からの衝撃を吸収するクッションのような働きがあり、私たちの精神を日々のストレスから遠ざけ、自然免疫を高めるといわれています。

さて、このオージャス。
食べたものが完全に消化されるまで24時間、さらにオージャスが作り上げられるための十分な精製プロセスに30日かかるといわれています。

不幸なことに、この30日の間、慢性的なストレスや過剰なストレス他、たくさんの要因が原因で、私たちの消化プロセスはたびたび損なわれ、オージャスの生産が弱まり、オージャスが薄くなってしまいます。その結果、生命力や免疫、輝き、そして寿命を縮めてしまうことになります。

☆「質のよい睡眠」や「笑うこと」は、オージャスを高める!

よい睡眠は、私たちの精神と体を元気回復させ、目を開けている間中、私たちが最高の状態で動けるようになるために大切なものです。

また、笑うことや他人を愛すること、何かに情熱を注ぐこと。
こういった行為自体が、心を満たし、私たちのオージャスを高めます。

ヨガ、呼吸法や瞑想、自然の中に身をおくこと、リラックスして新鮮な自然食品を食べること、なども、オージャスを作り上げるための行為なので、こういったことを日課にすることで、自然に免疫も上がり、体から独特の美オーラが漂うようになります。

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次回は、「オージャスを薄めてしまう行為」についてお伝えしたいと思います。

》前回の記事はこちら《