インド・アーユルヴェーダ留学記 その5~新居物件は埃だらけ 

インドにおける「特殊事情」とは……。文化の違いは時に私たちを大きく成長させてくれます
インド・アーユルヴェーダ留学記 その5~新居物件は埃だらけ 

(写真 Lotus Bungalow in Bali Island)

ケララ州はインドの中ではリゾート地

という位置づけを持っていた私。
リゾートと聞いて私が真っ先に思い浮かべたのは、20代の頃、甥っ子に会いに何度も通ったバリ島の風景。
海風に吹かれたヤシの木がそよそよと揺れている砂浜で横になり……。
そう私が妄想していたリゾート地は、上記写真のような感じなのですが、
しかし何だかここケララは、私の妄想とはずいぶんとかけ離れた風景が広がっておりまして、見渡す限りヤシの木と建物以外はな~んにもない。
あとは、野良犬にヤギ、そして田んぼに繋がれて草を食んでいる牛がいるぐらいで、どうも私が想像していたようなリゾート地ではない事だけは明白でした。
インド1
まあ、良く言えば非常にのどか。
はっきり言えばがっかりするほど何もないような場所です。
でも20時間以上かけてようやくたどり着いた地。
気を取り直して、これから見に行く予定の新居へと思いを馳せました。
朝食後、私たちを迎えに来てくれたシェリフご夫妻とヒシャム君の車に乗り、車でホテルから7分ほど離れた新居へと向かいました。
到着した場所は、田んぼのど真ん中に突如として出現した高層住宅群。
ゲートには門番がいて、住人以外の出入りを厳しくチェックされました。
これなら、私が学校に通っている間、安心して子供たちを家に置いて行けそうで、好感度が一気にUP。
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さて、門番のチェックを受けて中に入ると現れたのがこの建物。
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このマンションは出来たばかりで、そんなに人が住んでいないらしく、やけにガラーンとしていました。
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そして建物の中に入っても、人っ子ひとり見かけません。

事前に、新築物件だから綺麗だよと聞かされていましたので、汚いインドに居ながら綺麗な建物へ入居出来る事を喜んでいたのですが、喜んでいるのもつかの間、一歩マンションの部屋へ足を踏み入れてビックリ。
部屋のなかは一面の塵だらけ。どこもここも真っ白なのです……。
どうも工事中のまま、部屋に家財を入れたようで、家具を指でなでると埃が取れて筋が付くほど汚れているのです。

子供たちもあまりの惨状に「ママ、ここ掃除しないとこれじゃ住めないよ……。」

その時、私の脳裏にすーっと浮かんだのは、バシールさんとの意味不明なメールのやり取りでした。

インドの特殊事情とは……

当初、私は学校が始まる3日ぐらい前にインドに入る予定でした。 と言うのも、4か月近くも日本を離れる為、やれるだけの仕事を全部やり終えてから出国したかったのです。 それにインドは初めてでも、それまでに海外で暮らした経験は何度もありましたから、新生活を始めるにあたり、必要な時間は3日もあれば何とかなるだろうと踏んでいたのです。

ところが、インド人のバシールさんから、インドは特殊事情があるから、学校が始まる2週間前には来てほしいという要請が何度も来たのです。

いくらなんでも2週間は長すぎるし、第一、何の為にそれだけの時間が必要なのかさっぱり理解できなかったのでどんな特殊事情があるのかを質問してみたのですが、返ってくるのは「インドにはKAYOが想像できないような特殊な事情がありまして……」と同じ返答を繰り返すばかり。
そこで仕方なく2週間前にインド入りすることとなったのですが、この入居物件を目の前に、彼が言いたかった特殊事情とはこういう事だったのだろうか? あるいはこの先、次から次へとまだまだ何か想像も出来ないような特殊事情が出てくるのだろうかと頭を抱えてしまいました。

しかし、小さな子供を二人抱えてホテル暮らしをずっとするわけにもいかないので、とにかく住める準備をするために、掃除用具と生活用品の買い出しをしに、皆で町へと繰り出したのでした。
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町の商店街はどれも小さなお店ばかりで、気に入ったものを買い揃えるというよりは、ある物の中から最低限の生活必需品を買うといった感じでした。
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(何がどうなっているのか、さっぱり理解できずに食器屋さんで途方に暮れている娘たち。)

続く

★前回までの記事はコチラ↓

【インド・アーユルヴェーダ留学記 その1~インド人でいっぱい~】

【インド・アーユルヴェーダ留学記その2 一路、スピリチュアルな国インドへ】

【インド・アーユルヴェーダ留学記 その3 インドの流儀】

【インド・アーユルヴェーダ留学記 その4~インドには3つの時間がある~】

【インド・アーユルヴェーダ留学記 その6~インドのショッピングモールは一大観光スポット!?~】