闇への対処法【4】~闇から抜けたい、抜けようとする時、人はそれを意識し、そこに囚われて行きます~

闇から抜けたい、抜けようとする時、人はそれを意識し、そこに囚われて行きます。例えば、鬱から抜けようと鬱の情報ばかり見てしまう。人は無意識に見た方向へと進んで行ってしまいます。事故に注意!と書かれた看板に次々とぶつかって行き、事故の名所になるのはそういう理由があります。

◆ 否定命令

さて、前回は一族間の因果、特に母親からの制限について書きましたが、今回は主に顕在意識への影響について。

補足すると、前回の無意識に刻み込まれる制限以外に、主に意識に刻み込まれるものとして、
親や教師達からの教育があります。

基本は3つ
こうしなさい! という命令、こうするべき! という戒律、こうしてはいけません! という禁止
それを、親の価値観、教師の価値観から伝えられ脳に入力されます。

この中で一番重要と捉えるものは、禁止です。禁止した事をすると、間違いなく叱られます。
すると、当然不快になりますね。人は快を求めるよりも不快なものを避ける事の方を重要視します。
それを破る事は恐怖に繋がるからです。僕の時代は体罰は当たり前。

禁止を破るとほぼ間違いなく殴られていました。それを意識では避ける様になります。しかし、無意識では?
それを繰り返しやる様になります。人は自分にとって重要なものをかたちにして行きます。
一番重要な事は恐怖です。それを避ける事が自分を守る事となる為、一番大事にして行きます。
よくありませんか?「あの人のこういう部分が嫌いなんだよね!」
周りから観ると(いや、あんたがそういう人だよ……)←心の声
これを否定命令といいます。否定している事を自分がしてしまう。が、無意識的なので自分では気が付かない。
僕の場合は暴力でした。

うちの母も体罰大好き。詰め出しという罰があり、寒空の下、パジャマのまま外に出され、
近所の方が「そろそろ許してあげたら?」と助けてくれるまで続きました。
背中には火傷の跡。罰を与える事を、お灸をすえると云いますが、僕が言う事を聞かなかったり、
悪い事をすると父が押さえつけ、母が背中に百草を盛り、火を付けられました。
文字通り、お灸をすえられたんです。(笑) ……熱いです。ギャーギャー泣き喚きました。
線香で火を付ける為、その線香を窓から捨てたりしましたが、今思えば子供らしいというか……
その話を母は笑いながら近所の方に話していましたね。数年前、整体の先生が僕の背中を見て、
「これは酷いですね……」と驚いてました。今なら虐待で逮捕ですね(笑)
あと、真っ暗で汚い、大きな蜘蛛の居る物置小屋に閉じ込められたりとか……
教師も殴るのが当たり前。よく殴られましたね。今思えばストレスの捌け口にもなっていたし、
ドSな教師は欲望の捌け口として僕を使っていました。

 

◆ 周囲の環境

3つ上の兄からも頻繁に暴力を受けました。アニメを見ている時に、「ペプシ買って来いよ!」と言われ、
「これ終わるまで待ってて」と応えた後、僕の顔は兄の足で踏み付けられていました。
小刀を投げつけられ血管を切り、大出血した事もあります。あと、同級生からの虐めもありました。
僕は野菜が食べられなかった為、給食を残し、「食べるまで帰ってはいけません!」と居残りの毎日で、
一人残された教室に虐めっ子3人組が登場し、下校時間まで暴力が続く。3月生まれの僕は、
他の子より成長が遅いので、ターゲットになり易かったですね。

僕にとっての否定命令、それは暴力です。重要だからやりますよー
小2の後半からリベンジを開始! 毎日喧嘩三昧。いつの間にかクラスで一番強い男になっていました。
一緒に虐められた友人は隣の学校へ移ったのですが、やはり強くなり、一緒に移った虐めっ子に
リベンジしていたそうです。(笑)