新しいテクノロジーがもたらす香りの世界

匂いという意味では、アロマポットと大差はありませんが、エネルギーレベルで考えると、「浄化などの用途に使う場合は、直接精油が拡散するアロマディフューザーがオススメ」です。

【一般的になっているアロマセラピー】

アロマセラピーといえば、スピリチュアルな世界が発祥でありながらも、すでに「一般的な技法」となり、生活の様々なところに、「香りの効能は取り入れられる」ようになってきています。ラベンダーの香りなどは、空気清浄から、洗剤まで多種多様に使われていますので、一度もこのような商品を使ったことがないという人は少ないでしょう。

香りが持つ効能というのは、強力なものであり、本格的な精油でなくとも、ある程度の反応を引き出すことは可能です。しかしながら、やはりアロマセラピーを行うならば、「きちんとした精油を使うのがベスト」といえます。

最近では100円ショップでも、精油を購入することが可能ですが、人工香料を使用した質の悪いものも多く、そういったものは、肌に触れさせるのはもちろん、揮発させただけでも、人体に悪影響をもたらす可能性もありますので、安い精油を買う場合は成分をチェックすることが必要です。

精油を使ったアロマセラピーというと、本格的なものは、キャリアオイルと組み合わせて、マッサージを行うことで、心身の状態を改善させるというものです。こちらは、直接人体に触れるだけに効力は高いのですが、光毒性や、それぞれの精油が持つ禁忌などを把握する必要があるために、ある程度専門的な教育を受けないと行うのが難しいものです。

 

【手軽に精油の効能を感じられるアロマポット】

誰でも「精油の効能を体感できる方法」としては、「アロマポットを使ったもの」があります。アロマポットとは、精油に熱を加えることで、その香りを拡散させることのできる器具であり、シンプルなものは、陶器製の器に精油を数滴たらして、使い捨てのロウソクを下に配置することで、精油を揮発させて匂いを空気中に漂わせるという構造をしています。

最近では火を使わない電気を使ったものも登場していることから、より手軽に精油が持つ香りの効能を体感できます。

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【微粒子を拡散させるアロマディフューザー】

とはいうものの、アロマポットはその構造上、どうしても「精油に熱を加える必要」があります。精油に含まれている成分は非常に繊細ですので、種類によっては「熱を加えることで成分が壊れてしまい、目的の効能が得られない」ということもありえます。そのようなことにならないようにと、考えられたのが「アロマディフューザー」。こちらは「超音波によって、精油を微粒子にして拡散する」というものです。

最近では、加湿器にも超音波で水を霧状にして拡散するものが増えてきましたので、それと同じ原理だと考えるとわかりやすいでしょう。

こちらは、「熱を加えないために、精油の成分が壊れることもなく、より微細で広範囲にその力を届かせる」ことができます。匂いという意味では、アロマポットと大差はありませんが、エネルギーレベルで考えると、「浄化などの用途に使う場合は、直接精油が拡散するアロマディフューザーがオススメ」です。

一昔前は、専門家が使うようなアイテムだったのですが、近年では無印良品でも販売され、技術革新によって価格もかなり手軽になっています。ただし、構造上、アロマポットに比べると「手入れが若干面倒というのが弱点といえる」でしょう。