植物たちの力をかりてキレイになろう! 手作りを楽しむ アロマセラピー スキンケア 春編

花ざかりのチューリップ。めずらしいチューリップの精油もある。

人気のシアバターやアルガンオイルは、それだけでもUV効果が期待される植物油。
シアバターは固形なので塗りにくい感じはあるが、手の平で温めるようにのばすと溶けるので化粧水の後に軽く肌になじませるとよい。
人気のアルガンオイルは、洗顔の後に直接肌に塗り、その後で化粧水を塗るのがおすすめだそうだ。
これに、美白や日焼け対策に良いと言われている精油の中から自分に合うものを選んで混ぜると、お気に入りの香りの日焼け止めになる。

一般的な日焼け止めは、SPFの数値とPAの+の数で表される。
数字の大きい方、+の多い方がUV対策効果が高い(効果の持続する時間の長さが、効果の高さという評価になるらしい)。
数値は高いほど肌への負担もかかるため、理想は、肌に負担の少ない数値の低いものを使い、塗り直すのがよいと言われている。
このSPFとPAも手作りなら自分で調整することもできる。

日焼け止めの有効成分として、使用されるのは二酸化チタンと酸化亜鉛。
これを入れる量で日焼け止め効果を調整できるのだ。
粉状で売られていて、パウダー状の日焼け止めも作れる。
基材となるコーンスターチやカオリンなどに混ぜるだけなので簡単だ。

 

●お気に入りの精油を見つけて、ハッピーなスキンケアタイムを。

精油の香りは、どれも個性的でフレッシュで幸せな気分にしてくれる。
人それぞれ好きな香りも苦手な香りもあるが、同じ種類の精油でも、それぞれの採取した土地や時期によって、メーカーによってもずいぶん違うので、いろんなお店でいろんな香りを試すのがおすすめだ。
体調や心の状態によっても感じ方が変わってくる。

不思議なことに、その時自分に必要な香りを好む傾向もあるようだ。
一般的な精油の特長と合わせて、自分自身の感性も生かして選ぶとよいと思う。
また、何種類かブレンドすると、新しい香りが生まれる。
ブレンドを試してお気に入りの香りを作るのは、とても楽しい。
わずかな量の精油を作るために、たくさんの植物が使用されるので、大切につきあっていきたい。

☆春から夏に取り入れたい! 美白効果が期待される精油いろいろ

・ターンオーバー効果が期待される精油
ネロリ、ラベンダー、ゼラニウム、フランキンセンス
・漂白効果が期待される精油
レモン、グレープフルーツ
・メラミン抑制効果が期待される精油
ローズマリー、ゆず
・美白効果が期待される植物オイル
ローズヒップオイル(精油を加えて美容液代わりに、マッサージオイルに)

スキンケアのための精油の選び方と使い方

・柑橘系の果皮などは使用後すぐに紫外線を浴びると肌が刺激されることがあるので、注意する(夜用にする、少なめに使う、刺激を感じたらやめるなど)。
・顔に使用するので、香りが強く感じられることを考えて、好きな香りを選び、適量を守る。
・それぞれの精油に、注意事項があるので守る。(低血圧、高血圧の人、妊娠中の注意など)
・精油は、香りの強さにも個性がある。強い香りのものは控えめに使用する。
・精油は原液のまま使用せず、飲用しない。
・トラブルが起こったときは、医師の診断を受ける。

 

監修 アロマセラピー講師 高島 由紀子先生
AEAJアロマテラピーアドバイザー
ヨガ講師
(entertained)
アロマフレグランスストーン協会認定講師

 

・お気に入りの精油たち。安息香、チューリップ、聖なるバジル。

 

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