Amalin Story #14 〜〜〜Costa Rica journey — Part2〜〜〜コスタリカひとり旅 — #2 Vol.1

〈春・桜・精霊の住む自然〉

今は日本。
小春日和の今日、土手上の桜並木にお花見にいってみた。

老若男女問わず、数組のカップルや家族やシニアのグループがゴザを広げて、のんびりとお花見を楽しむ光景が、久々の桜に触れる私には新鮮だった。しかも、見知らぬ地であるコスタリカひとり旅の後、尚更にその桜やその周りに広がる和の文化に心がほっくりと和む。
私はひとり、土手上に広がる緑とタンポポの絨毯に寝転んでのんびりした。
顔の横に敷き詰められた草の絨毯の香が懐かしい、昭和の時代、子供の頃の記憶。

数日前に帰国して、品川のとあるホテルに宿をとって、帰路二日半かかったコスタリカの長旅からのカラダの疲れを癒してから日本を名古屋、岡山と南下してきた。

品川のホテルの粋なお庭からずっと桜の精霊とともに旅をしている。桜の精霊はとても繊細で香りもほんのりと優しくて、本当に日本を代表するお花の精霊たち。私の大の桜好きが高じて、桜の山の前にイタリア風のデザイナーズマンションを持っていた時期には、日がな桜を楽しめる春の時期は、あたたかなマンションで過ごす昼さがりが最高に素敵だった。そういう桜の頃のちまたに広がる脳天気な感じも大好きで、世間全体が浮き足立つ桜の足音は素敵ね。だから、この時期を選んで帰ってきたんだ。

精霊たちといえば、コスタリカでもいっぱいの自然に触れる中で、たくさんの精霊たちにお世話になった。私は自然が大好きで、いつでもどこでも自然と触れ合うことになるから、言葉のない対話を通して、その背後にはいつも精霊たちが潜んでいるのを直感的に知っている。そして、精霊たちは私の心身に触れ、高波動のヒーリングを行ってくれているような感覚が、いつも私をやさしく包んでくれてるのを感じられるのはありがたいこと。これをオーラと呼ぶのでしょうか?

 

コスタリカひとり旅の後半二週間はエコ・ビレッジ・コミュニティーPACHAMAMAへの旅。

このコミュニティーにはちょっと驚かされた。

こういうの有りなんだ。へ〜。

私がいた二週間は大入り満員の時期で合計で250人ほどの人が、この山奥のコミュニティーにいろいろな目的を持って集まってきていたそう。この中は国や国籍不明地帯で世界中から色んな人たちが集まり、自己成長のためにここに集い、遊び、学びに来ている。肌の色や性別や国籍を超えて、それぞれがここで行われている意識の成長のためのセラピーやボディークレンズやヨーガのコースなどの色々なトレーニングに参加している。いろいろな興味深い人との出会い、新しい試みとの出合いなど、いろいろなプロジェクトが多重に交錯してPACHAMAMAは存在している。しかも、センスがとてもよろしく私の高度なセンス感覚をも裏切らなかったというのは、スピリチュアルコミューニティーとしてはとても珍しいのだ。

私のここへの道のりは、前号でシェアしたサマサティからレンタカーでARENAL Vorcanoのある村La Futunaで一泊して合計900km近い道のりを運転して、やっとこさたどり着けたコスタリカの厳しいドライブ環境(絶対に車両保険は必要)。猛々しいARENAL火山を見たくてその真ん前に宿を取った。川ごと、川全体が流れるぬる目の温泉もあって、あえてお金を支払う必要のない川温泉に行って、一日の数百キロのドライブ後、ゆっくりと汗と疲れを流した。行きずりのカナダからの旅人たちと会話しつつ入る温泉気分、旅の情報交換の場でもある。

温泉を見つける前に、ゲートの閉まるギリギリに滑り込めたアリナール火山国立公園。
すごくエネルギーが高くパワフルで噴煙をモクモク履いているお山。滅多にお姿を表さないちょっと富士山を思わせる鉢伏型の火山、富士山はフェミニンななだらかさが素敵だけど、アリナールはもう少し急で男性的で力のあるパワフルなラインがカッコよい北斎の北富士みたいだったね。お山周りを回れるトレイルがあるけども時間切れ、写真だけは取れたのでここに公開します。

このお山の自然霊は粗野で素朴でパワフルで、一晩一緒に過ごさせていただけて、とてもゆっくり休むことができました。
ありがとう、ARENALの自然霊さま、また会える時にはあなたともう少し、ゆっくりできますように〜。

翌日は早朝6時から泊まっていたAirbnbのお父さんのガイドで「ナマケモノ」を見つける早朝ツアーに出かけて、お眠で動かない木の股に上手に丸まって眠っているナマケモノに三匹も出会うことができたのです。ナマケモノってオーストラリアのコアラみたいな人たちで本当にゆっくり、のんびりしていて、ユーモアたっぷりでとても可愛い。家の庭にも二、三欲しいなって思える子達だったわね。