「様々な姿で私たちを魅了してくれる古代からの宝物 瑪瑙(めのう)」

瑪瑙(めのう)は、仏教では「七宝」のひとつともされており、硬度が高めであることから、彫刻物の素材としても好まれていました。微細な結晶が集まって塊となっているために、ひとつとして同じものがなく、スピリチュアルな解釈としては、「リレーションシップを高める、調和能力を高める、家族や恋人の絆を強める」と言われています。

【スライスした瑪瑙はセラピーにも使われるほどのパワーを持つ】

このように表現すると人工的なイメージが強いかもしれませんが、「天然の模様を色によって強調することで、よりパワーが強まる」という発想もあります。
一般的には薄切りにしたものはコースターとして使われたり、鑑賞目的になったりもしますが、薄切りにした瑪瑙は、「空間にパワーを放出する力がアップする」ともいわれています。
また、「テラグラム・セラピー」というものも存在しており、このセラピーでは瑪瑙をスライスしたものを「テラグラム」と呼んでいます。こちらは「チャクラの回転を促し、バランスを取るために有効」なのだそうです。

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【古代の水が封じ込められた瑪瑙】

また、瑪瑙の中に水が封じ込められた「水入り瑪瑙」も特別なものとして扱われています。
こちらは、瑪瑙の中に「古代の水が入り込んだ状態のもの」であり、石の中に水があるという不思議が、古代から人々を魅了し「不老長寿をもたらしてくれる、また身代わりとして守ってくれる」というような意味合いをもっているとされています。

ひとつの石にもかかわらず、まるで別の種類であるかのような多才な姿を見せてくれる瑪瑙。
スピリチュアルな力だけでなく、芸術的な魅力もある石ですので、興味のある方はどこかでみかけたら、一度手にとって見るというのもいいかもしれません。

 

Agate which show a variety of facial expressions.
Power with the agate.