セックステクニックなのか? それとも高次の愛なのか? 不老不死をもたらす房中術の秘密

もし、この記事を読んで、男女の気の交流というものに興味をもった方は、セックステクニックの方にチャレンジするのではなく、スピリチュアルなレベルでの房中術にチャレンジしてみて下さい。

【中国に古くから伝わるセックステクニック】

「房中術(ぼうちゅうじゅつ)」という、古代から中国に伝わる術が存在しています。こちらは、名前の通り「房の中で行われる術」、房とは寝室であることから、現在ではいわゆる「セックステクニック」のことだとされています。確かに、房中術にはセックステクニックの側面も存在していますが、それは比較的後世になってから提唱されたものであり、その真髄はより高次であり、スピリチュアリティに富んだものなのです。

高次のテクニックを紹介する前に、まずは、一般的にいわれているセックステクニックとしての房中術についても触れておきましょう。中国で発見された房中術の書籍には、様々な「性行為のための技法」が紹介されています。その中でも基本となるのは男性は「気」を漏らさないということです。これは射精をしないという意味に捉える人もいれば、射精とは関係なく、セックスにおぼれすぎないようにするという解釈もあります。どちらにせよ、「男性が女性から気を取り込む」ところに重点を置いています。男尊女卑思想の強い時代に成立したものが多いので、このようなことになるのだと思いますが、スピリチュアルなレベルでの房中術を使うことで、不老不死になった女性のエピソードも存在しています。

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【真の房中術は男性だけでなく、女性も不老不死にする】

そのような伝説には「280歳になっても容姿が衰えない女性」や、「200歳になっても若いままだった女性」が出てきます。つまり、本来の房中術は「男女関係なく強力な力を得られるもの」だったのです。また、房中術を極めることで「女性の仙人が現れて秘伝を伝授してくれる」という言い伝えもあります。このように、本来はスピリチュアルで男女平等だったものだったのが、わかりやすさと、時代の要望が優先されたことで、「セックステクニックへと変わってしまった」のが一般に知られている房中術といえるでしょう。