健康にも美容にも良い睡眠を考えると〜寝るときの姿勢気にしてますか?

東洋医学やアーユルヴェーダなどでは、「横向き寝がもっとも身体に負担がかからない」とされています。興味深いことに、右を下にして寝る場合と、左を下にして寝る場合でメリットがかわってくるのです。

右を下にして寝ると、大きな臓器である肝臓が下になることで、心臓の負担が軽減され、より血液が体内に循環しやすくなります。また、胃や十二指腸、小腸などといった消化器系の器官が活発に動きやすくなるともいわれています。

左を下にした場合は、身体がリラックスしやすくなります。これは、右とは逆に心臓が下になるために、リンパ液が排出されて、心臓の無駄な動きが軽減されるからです。基本的に、リンパの循環が良くなることから、むくみなどは取れやすい一方で、内臓が休息を取りにくいともいわれています。

ただし、これは一般論であり、同じ古式医学でも東洋医学では右を下にした方が、血行が良くなり消化器も安定するとしていますが、アーユルヴェーダでは左を下にした場合、血行が良くなり消化器が安定するとしていますので、通説を鵜呑みにせずに「自分自身の身体で体感してみる」必要があるでしょう。

欠点としては、筋肉や骨格といった面で考えると、どうしても片方だけに負荷がかかるために、「身体の歪みが引き起こす」ことになります。また、頬が枕などに常に設置していますので、「たるみやシワが顔の片側だけに出来る」可能性もあるのです。

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【最も健康的な寝方とは_】

このようなことを考えると、基本は仰向けで寝ておいて、なにか身体的に不具合があるときなどは、横向き寝にして、自分が楽な方を下にするというのが、「最も健康的な寝方」といえるかもしれません。ちなみに、「胎児姿勢」にはほとんどメリットがありません、身体や内臓に負荷がかかることが多く、「快眠を得ることが難しい」のです。一説によると、「ストレスを感じる人ほど、胎児姿勢になる」ともいわれているので、知らず知らずのうちに、胎児姿勢で寝ている方は、比較的近い姿勢である横向け寝で寝るように癖をつけていくことをオススメします。

いかがだったでしょうか? 寝るときの姿勢というのは、シンプルなように見えて、「奥が深い」ものです。今回紹介したのは、あくまでも基本的な要素ですので、これらを元に、自分の体調と相談して、「身体の弱い部分をフォローしてくれるような寝方」をすることで、睡眠の質がアップするだけでなく、健康も手に入れることが出来ますので、今日の夜から、さっそく、自分の寝る姿勢を見直してみましょう。

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