蓮村誠先生インタビュー「アーユルヴェーダで健康になる秘訣を教えてください!」PART.2「睡眠を深く取るコツ」

前回に引き続き、TRINITY Vol.50の「専門医が教える健康生活のオキテQ&A」企画のなかで伝えきれなかった、蓮村先生直伝のアーユルヴェーダの健康法をTRINITY WEBでご紹介していきます。

はじめに、蓮村誠先生は日本では大変希少なアーユルヴェーダドクターです。クリニックでの診療以外にも、アーユルヴェーダ式毒だしの著書をたくさん執筆されており、ご多忙な日々を送られています。そのようなご多忙な中でも、常にアーユルヴェーダの叡智に沿った生活を送られており、誰もが欲しいと願う若さと健康を保たれております。去年は歳が離れた若くて綺麗な女優さんとご結婚されました。そんなイキイキと輝いている蓮村先生に、いつまでも健康でいられる秘訣をお伺いしてきました。

 

睡眠を深く取るコツを教えて下さい

──良い睡眠を得るために大切なことはありますか?

深く寝るためにまず大事な要素は、早寝をする事です。アーユルヴェーダでいう早寝は午後10時半までに床に就く事を言います。人間の身体の生理機能のリズムは、自然界に存在するリズムと呼応しているのですが、大体午後10時~午前2時までの間が、身体の中で代謝が上がる時間帯になっています。ですから午後10時半を過ぎてしまうと、身体の代謝が活発な状態になってしまっていて、十分に深く眠れなくなってしまうという問題が出てきます。

──他にも深い睡眠を得るために大切な事はありますか?

その他のコツとしては、夕食をたくさん、遅く、食べないという事です。遅い時間に、十分にしっかりと食べてしまうと、消化する際に身体の熱の質が上がり、睡眠が浅くなるからです。皆さんも、食事をたくさん食べて寝ると眠りが浅くなる事を経験されていると思います。ですから夕食はできるだけ早めに、全体的に量は少し軽めに、油ものや炭水化物の量を少し控えめにして、野菜を中心に食事をされることをお勧めします。その代わりに穀物を一番しっかりと食べていただきたい時間は、昼です。

──早寝、食事の仕方に気を付ければ深い睡眠が得られるのですね。

もう一つに大切な事があります。それは、お風呂の入り方です。夜のお風呂を出来るだけぬるく(40度max)、浅く(へそあたりまで)、短く(健康な人ならば5分~長くて10分)入ってください。要はさっと軽く身体を少しリラックスさせる程度に湯に浸かるぐらいが丁度良いです。肩まで熱い湯にはいって身体が熱くなると、完全に眠りを妨げてします。もっと身体を温めたい時には首の後ろに温かいシャワーを当てると良いです。熱い湯にしっかり浸かる事は気持ち良いのですが、眠りには良くありません。それから、夜の半身浴はしてはいけません。半身浴は例え40度ぐらいのぬるめの腰湯だとしても20分~30分、長い人は1時間近く浸かりますから、しっかりとお腹や、腰を温める事になり、完全に眠りを阻害してしまうのです。だから腰湯はぬるめで良いのですが、短く。身体がわりと温かいタイプの人はシャワーで十分、昔でいう「かけ湯」で十分です。

本当に身体が冷えていて温まりたい人は朝に半身浴をしてください。あるいは、夜ではなくて、夕方の半身浴は眠りを深くしますから、こちらもお勧めです。眠りに関してはこういう知識を使ってまず眠りを深くすること、十分な量と質の睡眠を取る事が、健康に一番大切です。

■マハリシ南青山プライムクリニック
http://www.hoyurishikai.com/data/doc.html

■TRINITY Vol.50の詳細はこちら
TRINITY Vol.50は現在書店にて好評発売中です。P33に先生のインタビューが掲載されております。そちらも合わせてご参照ください。
https://www.el-aura.com/?p=49773

■蓮村誠先生が「健康生活フェア2014 in YOKOHAMA」で講演されます
http://www.healthylifefair.net/