ギックリ腰になる前に~腰痛対策かっさ〜

島田流かっさマッサージ Part 8

急に寒くなってきて、腰痛やぎっくり腰で鍼灸治療に来る方が増えています。
痛みがでたり、ぎっくり腰になって動けなくなる前に「かっさ」でケアする方法をご紹介しましょう。

背中や腰の痛みには「膀胱経(ぼうこうけい)」という経絡を刺激していきます。
この膀胱経は背骨の両サイド、背骨の脇の溝とその1つ外側の筋肉の上を通って、太腿の後面真ん中を通り、膝の裏の中央~ふくらはぎの真ん中を通っている経絡です。走行している場所から背中・腰・脚のハリや痛みに使いますが、その他背骨の両サイド、膀胱経上には「内臓に直接つながっているツボ」が並んでいるため、内臓の調整にもよく使うラインになります。

 

 

この膀胱経にかっさプレートの耳の部分を使って、上から下に向かって5cmを3回こすったら、次の5cmを3回というように、ちょっとずつこすり降ろしていきます。

洋服の上からでもOKですが、より効果を出したいときには、血行をよくするクリームなどを付けて行うと良いでしょう。
またひざ裏の中央に「委中(いちゅう)」という腰痛や膝痛に効くツボがありますので、この部分を押したりすることも効果的です。
背中の上の方は自分でケアできないところなので、痛みが出そうになったり、背中が張ってきたりサインがでたら是非早めにプロの手にお任せください。ひどいギックリ腰などになる前の早めのケアをおススメします。

また朝のストレッチも重要!ギックリ腰は朝歯を磨いてうがいをしていたらギクッとなって動けなくなった……なんて方も多くいらっしゃいます。朝5分でいいので起きたらすぐにストレッチをしてみましょう。
靴下を履くときに腰がパリッとする、朝起きたら寝違えていることが多い……なんて方は要注意!ストレッチ&かっさを習慣にして、寒い冬を快適に乗り切りましょう。

私もこちらの本のストレッチを続けています!