アトピー性皮膚炎に効く PART.2「浄化力の高い『お白湯』を飲みましょう」

アトピー性皮膚炎の改善において最初に注目する点は、体の中の老廃物や毒素を浄化することです。
もっとも簡単に体を浄化し、便秘も解消し、免疫も高める方法があります。
それはお白湯を飲むことです。
体にとって「キレイな水」を飲むことは、これほど確かなことはない健康法です。

浄化力の高いお白湯を作りましょう。

①キレイな水をやかんに入れて火にかけます。
②強火でよく沸騰させます。このときやかんの蓋は外しておきます。
③新鮮な空気が流れる環境を作りましょう。換気扇を回すとよいです。
④沸騰してもすぐには火を止めず、中火くらいでフツフツと10分~15分沸かし続けます。
これで3つのエネルギー
・ピッタ(火のエネルギー)
・カパ(水のエネルギー)
・ヴァータ(風のエネルギー)
のバランスが完全にとれた、浄化力の高いお白湯ができます。
もう一つ付け加えるとしたら、穏やかな心で作ることです。料理もそうですが、作り手の心のエネルギーが出来上がったものに影響を与えます。

シュロータス

シュロータスとは管(くだ)のことです。アーユルヴェーダでは人間はシュロータスでできていると考えます。
実際、血管や消化管やリンパ管など目で見える管もありますが、東洋医学の経絡のように目では確認できないものもあります。
そのシュロータスが詰まることでさまざまな病気が起こると考えられています。

お白湯の効果

お白湯はシュロータスを浄化し、流れをスムーズにします。
病気の原因は人それぞれです。ピッタが過剰な人、カパが過剰な人、ヴァータが過剰な人、それぞれ違いますが、正しく作ったお白湯はエネルギーが完全にニュートラルなので、過剰なエネルギーを鎮めてくれます。
お白湯は心のエネルギーのバランスもニュートラルにしてくれるので、とても落ち着いた気分になります。

お白湯による健康チェック

お白湯を飲んだとき、苦味や酸味など嫌な味を感じたりする場合があります。また、詰まった感じがして飲み込みにくい時があるかもしれません。
そんなときは、シュロータスが毒素によってに詰まっている証拠です。
本来、お白湯は甘く美味しい味です。
例えば、炊き立てのご飯をほおばった時を想像してみてください。
甘い香りが口に広がり、美味しい味です。
この炊き立てご飯のような味が、オージャスという生命力そのものの味です。
正確に言えば、お白湯は無味無臭です。
体にオージャスが満ちていれば、オージャスの味が味覚に反映し、体に毒素がたくさんあると、毒素の味が味覚に反映されるということです。
もし、お白湯を飲んで美味しいと感じられないときは、美味しいと感じられるようになるまで続けてみてください。
それにともなって、体の調子もよくなっていくことでしょう。

お白湯の飲み方

お白湯は内臓を温め、消化力を高める働きがあります。食事中や食事の前後に飲むことをおすすめします。
また、朝一番に飲むのも大変よいです。朝は浄化の時間ですので、出す力がアップしています。
朝起きてすぐにお白湯を飲むことで、便秘解消にとても効果があります。
ただし、とても体の中をクリーンにするお白湯ですから、飲みすぎると体に必要なミネラルや有用菌も流れてしまい、体が消耗してしまいます。
一日800ミリリットルを限度として、何回かに分けて飲むようにしましょう。

アトピー性皮膚炎の改善

何をしても改善しているのか悪化しているのかよく分からなくなるのがアトピー性皮膚炎です。
「1ミリでも前に進めば、それは前進」
お白湯を飲むことで、改善への最初の扉が開きます。
歩みは小さく、遅くとも、続けることが大切です。