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動物にもお祓いが必要 ペットの七五三と厄年知ってますか?

今までは人間にしか適用されていなかった、「日本独自の風習がペットにも適用される」ことになりました。先日、テレビでも取り上げられて居ましたが、最近ではペットの「七五三」を行う神社が出てきているのです。

【もうひとつの人生の節目である厄年】

七五三は子供のためのものですが、大人向けのお祓いというのも存在しています。それが「厄除け」。いわゆる「厄年」に行われるものであり、普段は神社やお寺にいかない人でも、厄年だけは足を運んで厄払いをして貰うという人も多いといわれています。

一般的に、男性は「25歳、42歳、61際」、女性は「19歳、33歳、37歳」が厄年とされていて、特に「大厄」といわれる年に、お祓いを受けるのが一般的です。では、そもそも厄年とはなんのかというと、最近では単なる迷信ではなく、「精神的肉体的に疲労が蓄積しやすく、故障が起きやすい年」なのではないかといわれています。肉体的な問題はお祓いを受けてもどうしようもないわけですが、お祓いを受けることで「精神的な安定を取り戻し、それによって肉体を正常に保つ」というような意味合いがあるのかもしれません。

 

【動物の厄年も登場!】

このような不具合が出やすい年齢を動物にも適用したものが、「動物の厄年」ということになります。こちらは、犬の場合は「7歳、10歳、13歳、16歳」、猫の場合は「12歳、14歳、17歳」が厄年となっています。犬猫の年齢を人間に換算すると、犬は「44歳、56歳、68歳、80歳」、猫は「64歳、72歳、84歳」が厄年になりますので若干人間とかぶっているところがあるのもわかります。

前述したように犬猫の平均年齢は14歳ぐらいですので、厄年の最後のあたりはすでにかなりの老齢となっていますが、だからこそ「厄払いをして、よりいっそう長生きをして欲しい」というのは飼い主にとって当たり前の気持ちといえるでしょう。こちらは、人間の厄除けほど、あちことでやっているわけではありませんが、犬猫のお祓いをしてくれる神社も存在しています。

東京都青梅市にある「武蔵御嶽神社」は狼を守り神としていることから、「犬型代」という犬の形をした紙に「厄を移してお祓いをしてもらうことが可能」です。また、大阪府岸和田市にある「三輪明神照友神社」では健康安全などのご祈祷をしてもらえます。他にもペットと一緒に参拝してなおかつお祓いをしてくれる神社は、近年ではどんどんと増えてきているようです。

平均寿命も伸びて、まさに我が家の一員となっているペットたち。だからこそ、「人間と同じように神様からしっかりと守って欲しい」と思うのは当然ですので、今後もこうした神社やお寺などは増え続けていくことでしょう。

 

今回紹介したスポット一覧
・市谷亀岡八幡宮
東京都新宿区市谷八幡町15

・櫻木神社
千葉県野田市桜台210

・住吉神社
兵庫県小野市垂井町908

・武蔵御嶽神社
東京都青梅市御岳山176

・三輪明神照友神社
大阪府岸和田市八阪町3-3-1

 

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