そろそろクリスマス『ギフトブリンガー』としての心得~プレゼントの考え方!

プレゼントを上げたら、見返りを求めないのがルール

マフラーと手袋が必須な今日この頃です。毎日ホッカイロも手放せません。先日も大量に買い込んできたばかりです。みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

さて、街の景色もどんどんクリスマス色に染まってきました。電気の自粛ブームも徐々に消えてきたのか、あちこちでイルミネーションも見られるようになってきましたね! これを浪費と取るか、クリスマスシーズンの醍醐味と取るかは人それぞれですが、なんにしても街が活気づくことは良いことですよね。街の明かりに癒されて、寒いながらもほっこりしている人々を見ていると、なんだか私まで幸せな気分になってきます。

クリスマスと言えばサンタクロース! サンタクロースと言えばプレゼント! もちろんプレゼントを貰えたら嬉しいのですが、大人になるにつれ、あげる側になることも多いですよね。

ちなみにサンタクロースを筆頭に、私たちに贈り物(プレゼント)をもたらしてくれる存在のことを『ギフトブリンガー』と言います。マニアックなことを言えば東方三賢者もギフトブリンガーですギフトブリンガーは神話的な精霊等のイメージではありますが、贈り物をしてくれる相手って、別に人間でも良いのではないかと私は思っています。

そんなわけで、私たちも、どうせなら賢いギフトブリンガーになろうじゃないかということで、今回はプレゼントについての考え方について一緒に考えていきたいと思います。

プレゼントをあげるのが不安…

プレゼントは大好きな人や、お世話になっている人、感謝している人にあげますよね。だからこそ不安になってしまったりすることもありますよね。

私は基本的にプレゼントなら何でも嬉しいです。でも人によっては「これは喜ばないかもしれないな…」とか「自分よがりになってしまったらどうしよう…」と思った事はありませんか。もしかしたら「あー……どうも」と言って、反応が薄かったとか、せっかくのプレゼントを誰かに譲渡されてしまったなんていう経験のある方もいらっしゃるかもしれませんね。

不安になってしまうことは変でも何でもありません。まず、それは安心して下さいね。問題なのは「本当はプレゼントしたかったのに、迷惑がられたらどうしようと、あれこれ考えすぎて結局プレゼントできなかった…」となってしまうことです。

プレゼントにいちばん大切なのは…

プレゼントをあげるときにいちばん大切なのは、結局はキモチですよね! これが基本だと思います。「○○くんに喜んでもらいたい!」、「○○さんに幸せな気持ちになってもらいたい!」、「○○ちゃんと楽しさを共有したい!」といった想いこそ、プレゼントする目的といっても過言ではありません。だからプレゼントをあげる時に、その想いがきちんと届くか不安になってしまうのは自然の心理かもしれません。しかし、だからこそプレゼントをあげる人が不安に押しつぶされたりせずに、前向きな気持ちでいることが大切なのです。きっと気持ちは届きます。

プレゼントをあげる人は…

プレゼントは誰にあげるかも重要です。お金や時間があり余っている人は別でしょうが、一般的にプレゼントは痛い出費でもあり、手間もかかりますよね。だからこそ、明らかに義理だったり、イヤイヤだったりすると、ネガティヴな気持ちがこもってしまいますので、そう思える相手には無理してまであげることはないという考え方も悪くないと思います。もちろん集団にプレゼントをしなければならない状況の時は、臨機応変に対応して下さいね。大切なお金や時間、手間暇かけて準備してでも相手に喜んでもらいたい。そう思える人に全力を注ぐ(…というと、少し大げさな気もしますが…)のがベストです。

去り際の美学…

プレゼントをあげたら確実に気になるのが相手の反応です。「倍返ししてくれるかな?」とか、そういうエゴ剥き出しで相手の出方が気になるとか、そういうことではありませんからね。「喜んでくれたかな?」という意味ですよ。

ここで気をつけることが1つあります。それはプレゼントを渡したらあれこれ言わないということです。相手が本当に喜んでくれたかどうかを確かめたい気持ちはわかりますが、「ねぇ!あれ(プレゼント)どうだった?」としつこく聞いてしまったり「なんか…反応薄かったけど…嬉しく無かった?」と言ってしまったりすると、一気に空気が悪くなってしまいます。

それこそ、サンタクロースを思い出してくれれば分かりやすいと思います。別に寝静まった寝室にこっそりプレゼントを置いて黙って去っていきますよね。この黙って去って行くというところが粋なのです。もちろん相手が、「うわぁ! 今ここで、箱を開けて良い?」とか言ってきたら一緒に喜びを共有してあげた方が良いですが、基本は、プレゼントはあげたら…、一旦手放したら…、後は相手に委ねる。これが鉄則です。

相手の反応は様々です。その場で両手を上げて喜んでくれるもしれませんし、後でお礼状を送ってくれるかもしれません。シャイな相手だった場合、本当は嬉しいけれど素直にその気持ちを表現できないかもしれません。それは、相手によって違って来て当然です。どんな反応が返ってくるかは、どの道、後でわかります。その後、自分がどう思うかは、その時に考えればよいのです。

ギフトブリンガーは、必ずしも見返りを求めているわけではありません。「プレゼント、喜んでもらえたら良いな」という想いが原動力になっているのです。相手の喜ぶ顔を想像して準備をして贈る。こういう純粋な気持ちそのものが最大のプレゼントなのかもしれません。