一宮千桃のスピリチュアル☆シネマレビューPART.63 「2014年極私的に印象に残った女優・男優&お正月お薦め映画」

2014年印象的だった女優・男優&同時にお正月お薦め映画をご紹介!

©2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

2014年はディズニーの一人勝ち!?
「アナ雪」「マレフィセント」そして…

さて、今年も一年、早かったですね。歳をとるごとに一年て早くなるらしいけど、どんどん早くなる1年に認識を改めなくてはと思う。つまり、1年て実は六ヶ月くらいなんだって(笑)。そのうち四ヶ月くらいになるかも。

そんな早かった2014年。今回は今年印象的だった女優・男優を列挙! と同時にお正月お薦め映画をご紹介いたします。

今年は映画業界的にはディズニーの一人勝ちのようですね。「アナと雪の女王」に続き「マレフィセント」。そして現在公開中の「ベイマックス」と快進撃。まずは「マレフィセント」のアンジェリーナ・ジョリーがランクイン。アンジーの頬骨は怖かったけど、細い体から痛々しいくらいの孤独と哀しみが伝わってきて涙・・・でした。この人はいつもツンと眉を吊り上げ自信満々に見えるんだけど、実際は傷つきやすい繊細な少女なのでは、と思わせられました。

「ベイマックス」!! 主人公の少年ヒロ
むちゃくちゃカワイイ顔とルックスに惚れた

BIG HERO 6
ⓒ2014 Disney. All Rights Reserved. 
12月20日(土)より TOHOシネマズ梅田他 全国ロードショー!

そしてお正月お薦め作でもある「ベイマックス」。私が一番この映画で大好き! 印象的だったのが、主人公ヒロの顔! かわいい!! ベイマックスより何千倍もかわいい! 大きくてアーモンド形、ちょっと釣り眼の黒目。下がった眉。ボサボサの髪。ヒロの顔の造詣は素晴らしい! きっと誰もが好感を持つ顔だと思う。

先日テレビで初めてカメラがディズニースタジオに潜入したという番組を観たが、「ベイマックス」も取り上げられていた。そこでは、話の展開や髪の毛の一ミリの違いや質感に徹底的にこだわり、監督や脚本家ばかりじゃなくて20数人のスタッフが展開について頭を絞り意見を出しあうという場面が何度もあり、そりゃ面白くならない方がおかしいよな、と思わされた。

とにかく徹底的に細かいのだ。細部に手を抜かない。資金力もあるのだろうが、日本映画も脚本家一人で書かんと何人もの意見を取り入れて書いてくださいよ、って思った。

というディズニーなので、ヒロの造詣も凄まじいリサーチを経てるだろうが、私はまんまとハマッて印象的な男優にランクインだ。ちょっと映画では声が大人というか、男の声だったのが(字幕版)残念だったけど観てる内に気にならなくなった。

「ホビット 決戦のゆくえ」
タウリエルとキーリの恋の行方に号泣!

次にお薦め作は「ホビット 決戦のゆくえ」(公開中)だ。前作「ホビット 竜に奪われた王国」でいい感じのまま最終作に持ち越された、エルフのタウリエルとホビットのキーリの恋。それだけが楽しみで最終作を観に行ったのだが、もうその犠牲にまみれたラストと彼らの最後に号泣することになった。やっぱり最終作は悲しいね。ラストの決戦は凄まじかった。映像技術を駆使してここまで描いたのはこのシリーズが初めてで、金字塔を立てたと言わざるを得ない。素晴らしい映像を見せてくれる。

ランクインはもちろんタウリエル役のエバンジェリン・リリー(って名前も凄いよね)とキーリ役のエイダン・ターナーだ。タウリエルの弓さばき、カッコ良すぎです。キーリは不細工で年寄りしかいないホビットの中で唯一のイケメン。普通の身長の姿を見てみたいハンサムである。

「王の涙」「アオハライド」「パガニーニ」
美女と若手女優たちの美しさを堪能!

「王の涙ーイ・サンの決断―」(公開中)では前回も紹介したが、イ・サンの義理の祖母役のハン・ジミンがランクイン。「美女」というのはこういう人間のことを言うのだな、と改めて思ったほどに美しかった。人間とは思えなかったけど。一体どういう生活や食事をしたらこういう美しい肌とか目とかになるんだろう?? 教えて欲しい、と真剣に思った。イ・サン役のヒョンビンはランクインならず。痩せすぎ。女優でも男優でも痩せてくると輝きが消える。そこから皆演技派への道を行くが、若い時の一瞬の美しさはやはり、肉がついてないと駄目なのだ。

今だけの、若い輝きが前面に出てまぶしいほどの可愛さを全開にしていた「アオハライド」(このコーナーでも紹介)の本田翼もランクイン。ちょっと信じられないくらいの可愛さと自然さだった。少女漫画のヒロインそのもの。映画と女優との幸福な出会いを感じた作品だった。本作も大ヒット驀進中です。

最後に「パガニーニ 愛と狂気のバイオリニスト」(このコーナーで紹介済)のパガニーニ役のデヴィッド・ギャレットとヒロイン役のアンドレア・デックがランクイン。

セクシーすぎるパガニーニ。白人男性のセクシーさが初めて分かった。それは不潔さか(笑)、と言うほど小汚いパガニーニだったが、さすがバイオリンを弾くシーンは素晴らしく、ほとばしる激情に狂喜してしまった。ヒロインのアンドレア・デックは本田翼と同じく、若さゆえの一瞬の美しさを本作で魅せてくれた。撮り方もあると思うけど、肌が発光してたのには驚いた。歌も自分で歌っていて、素晴らしい歌声だった。もっと他の作品でも観てみたい女優だ。

こちらと「マレフィセント」はDVDでどうぞ。

映画の中の女優、男優は私にとってずっと憧れであり、人生のお手本だった。2015年も素晴らしい俳優に出会えたらいいな。さあ、あなたもお気に入りの俳優を探しに映画館に足を延ばしてくださいね。来年もよろしくおねがいします。