まさに命名。名は命。今年人気の赤ちゃんの名前、あなたはいくつ読めますか?

人名に使用できなかった意外な漢字とは?

スピリチュアルな名前が人気!?

近年キラキラメールをつける親が多くて、賛否両論、喧々諤々がおきて久しいですが、今年生まれた赤ちゃ
んの名前ランキングもなかなか個性的。明治安田生命保険調べによると、

男の子の順位は
1位(れん)、2位大翔(ひろと、はると)、3位陽向(ひなた、はるた)。

女の子の順位は
1位陽菜(ひな、ひなた)、2位は・(りん)、3位結菜(ゆな、ゆいな)。
戸籍法では、読みは戸籍上登録されないため、どのような読み方にしても自由ということ。それにしてもストレートに読めるのは蓮(れん)ちゃん、凛(りん)ちゃんぐらいでしょうか?

さらにキラキラネームに拍車をかけるんじゃないかと、ネットでも話題になっているのが、巫女(みこ)の「巫」を法務省が、人名に使用できるように追加することなのです。
戸籍法では「子の名前には常用平易な文字を用いなければならない」と規定しており、使える漢字は常用漢字(現在2136字)と人名用漢字(同861字)に限定されています。
「巫」を人名に使用できないことに疑問を持ったご夫婦が、起こした家事審判において「明らかに常用平易な文字だ」として夫婦の申し立てを認めた為です。
身近に接していて、特にもう少ししたら初詣でお世話になりそうな「巫女」さんの字がこれまで常用的じゃないと判断されていたことも不思議な感じがしますね。
ただもともと「巫女」さんは神に仕える身であり、かつては、祭りを司る司祭者であったり、生者や死者の霊魂を招き、呪術的な祈祷を行う役割があったとされていてとてもスピリチュアルな存在でした。

これは「巫」をどの漢字と組み合わせ、どう読ませるのか? なかなか興味深いですよね。

名前は占いで言うところの「命」です。本人の意思では変えられない部分。
まさに命名なのです。
その人のイメージとしてずっと連れ添うものなので、大切にしたいですね。