女性の強い味方!味噌汁のお話

和食中心の食生活にチェンジ!してみよう

現代の日本の食事は欧米化して定着しています。特に女性は和食より洋食を好んでいる方が多いようにも思います。

■ お手軽で便利なパンが大好き!?
朝食も御飯よりパン食という方も多いと思います。そもそもパンの最大のメリットは台所に立たなくて良い事ですよね。調理しなくて良いですし、お皿を出す必要もありません。飲み物と軽い付け合わせさえあれば、準備はラクチンです。特に朝はバタバタしますし、できればギリギリまで眠っていたい。そんな気持ちも少なからずあると思うので、なおさらパンは便利です。かじりついて食べれば短時間で食べ終わります。食事では無くオヤツとしても手軽で便利ですよね。持ち運びも簡単ですし、何処でも食べられますしね。

■ 和食中心の食生活にチェンジ!
そんなわけで、私も以前は何かとパンを食べる事が多かったのですが、和食中心の食生活に切り替えたら体調が良くなって来たのです。最初は気のせいかなと思っていたのですが、どうも気のせいでは無さそうでした。

和食と言っても朝からさすがに凝った物は作っていられませんし、そんなにゴージャスに食べたいわけでもありませんので、基本は御飯に味噌汁です。後は、納豆やお漬物などです。これが案外、それほど手間にならないのです。御飯は前日に炊飯器のタイマーをセットしておけば決まった時間に炊けますし、それが大変でしたら時間がある時に多めに炊いておいて冷凍しておくと、食べたい時に温めて食べられますしね。味噌汁も時間のかかる工程はありませんので、慣れれば短時間で調理できます。

ちょっと注意事項を付け加えておくと、売っているレトルト御飯やインスタントの味噌汁を買いだめして食べるのはあまりオススメできません。理由は単純で、添加物が入っているからです。冒頭でお話したパンも、もちろん添加物がたくさん入っています。今、話題のトランス脂肪酸を含むマーガリンもたっぷりです。それも踏まえて手作りの和食に切り替えた方が良いと言いました。

■美容と健康には味噌汁が最高!
味噌汁の醍醐味は、何と言っても自分で具を選べる事です。だから季節や気分に合わせて自分が好きな食材を入れれば毎日食べても簡単には飽きません。朝を和食に切り替えるメリットですが、個人的には味噌汁にあると言い切っても良いと思っています。

というのも、みそ汁は具の力もあって栄養満点です。そして胃腸の調子が良くなります。特に女性は便秘になりやすいので、そういう意味でも味噌汁はオススメです。身体も温まりますし、スッキリ気分でエンジンがかかります。腸内環境を整えてくれるという事は、言い方を変えればダイエット効果もバッチリということです。

ちなみに秋や冬は乾燥しているので「かくれ脱水」になりやすいです。かくれ脱水というのは、専門用語というわけではなく、脱水になると身体に悪い反応が出てきますが、そこまでは至っていないけれど、水分が足りていない状態を指す言葉です。

最近は、朝食を食べない人も多いようですが、水分補給という観点から考えても味噌汁を飲む習慣はつけておいた方が良いと思います。また寒くないにしても寝汗で出てしまったナトリウムやカリウムを補うことにも役立ちます。

少し脱線しますが、よく「汗をかいてスッキリする!」と言いますが、激しい運動にしろ、サウナにしろ、たくさん汗をかくと毒も出ていきますが、必要なものも出てしまうのです。不要なものは出すに限りますが、必要なものは出してしまったら新たに入れた方が良いのです。もちろん、これは男性でも女性でも同じです。

今はあまり聞かなくなりましたが、昔の男性は結婚相手の条件として「美味しい味噌汁を作ってくれる人」が多かった気がします。これは、もしかしたら和食圏の人たちは、朝からきちんと身体の調子を良くしてくれる人(健康に気遣ってくれる人)が望ましいと本能的に知っていたのかもしれませんね。もちろん、男性が女性に朝から美味しい味噌汁を作ってくれるというパターンも素敵ですよね。

■ 味噌汁の味は出汁で決まる!
そうそう。せっかくなので、味噌汁のお話で大事な事をもう1つだけ。出汁です。市販の出汁は添加物がたくさん入っています。だからせっかくなので、できればそういうものでは無くて、個人の好みもあると思いますが、ご家庭で出汁を作る習慣を身につけてみて下さい。これも、そんなに難しく考えなくても案外楽にできますからね。

味噌汁文化、健康にも良いですし、お腹も心も満たされるので、とってもオススメです。