心理セラピストが語る!「セルフ・ブランディングでありがちな3つの間違い」とは

心理セラピストが語る!「セルフ・ブランディングでありがちな3つの間違い」とは

セルフブランディングとは?

少し前から流行り出し、今では誰でも知っているであろう言葉、セルフ・ブランディング。言葉通り、自分をブランディングするという意味です。

今更とは思いますが、念のためブランディングの意味を説明しておきます。ブランディングというのは、何かに対して差別化、区別化するための、ありとあらゆる概念、イメージの定着したモノと思って下さい。

たとえば、Louis Vuittonや‎COACH、MIUMIU、Chloe。僕にはあまり馴染がありませんが、おそらく女性でしたらカタカナを振らなくてもルイ・ヴィトン、コーチ、ミュウミュう、クロエと外国語が得意ではない人でもスラスラと読めると思います。これが、まさにブランドというものです。

つまり、セルフ・ブランディングというのは、「○○さんと言えば××」というイメージを定着させる事です。と、言っても勝手に定着したイメージの事では無く、セルフという言葉が示すように、自分自身で相手にどう思われたいかを意識する事ですので、そこが重要になて来るわけです。

このセルフ・ブランディングが一時期、もてはやされてちょっとしたブームになりましたが、今は定着して一段落したのかな、と思っています。

しかし、物事と言うのは定着して一般化した頃が案外危険だったりします。なので、今だからこそ、セルフ・ブランディングでありがちな勘違いしやすいポイントを絞ってお話したいと思います。

1.『セレブ』にセルフ・ブランディング

男性でも女性でも比較的多いのがセレブなイメージを持たれたい人です。セレブに思われたいから、普段からセレブっぽく振る舞い続ければ、いつかはそれが板について周囲からセレブのように扱われるようになるかもしれない。

発想そのものは悪くありませんが、セルフ・ブランディングは『セ○ラ○ム○ン』のように一瞬で変身するスキルの名称ではありません。だからセレブのように思われたいからセレブのように立ち振る舞うと言っても、借金してまでリッツカールトンでランチを食べ続けると、大変な事になります。危険すぎます。ちょっと背伸びをする程度なら良いですが、まずは等身大の自分を客観的に認識して、その上で現状の自分に出来る範囲で最大限の望む変化を習慣づける事が大切です。

たとえば、言葉遣いなら今すぐにでも変えられますよね。普段、「●●じゃね?」等と言う言葉を多用している方でしたら「●●だよね?」に変えるだけで、天と地ほどのイメージ・チェンジが出来ると思います。そもそも、本当にセレブになりたければ、セレブとは何なのかをきちんと考える事も重要です。セレブの上辺だけを真似しても、運が良くても上辺だけのセレブにしかなれない事は覚えておいて下さい。

2.『ユーモアのある人』にセルフ・ブランディング

これなら資本も必要ありませんし、愛嬌があるイメージを定着させれば周囲から可愛がってもらえるに違いない。インパクトもあるし、それこそセレブや著名な人の目に止まるかもしれない。何よりも場の空気を楽しく出来たら理想的。

楽しい人は何処に行っても大歓迎です。それは間違いないと思います。しかし、多くの人が勘違いするのは「ユーモアのある人=お笑い芸人」と思い込んでいる点です。
しかし、やってみるとわかるのですが、これはそんなに簡単なモノではありません。そもそもお笑い芸人とは、かなり難易度の高い職業です。お笑いの専門学校に行ったから卒業と同時にプロになれるかと言うと決してそんなに生易しいモノではありません。そこまでのレベルでは無くても良いと思うかもしれませんが、たとえば毒舌系のツッコミ担当になろうとしたら、普通に考えて嫌われます。
「なんでこの人、上から目線なの?」と思われたら誰にも相手にされなくなるからです。

一方自虐系なら簡単かと言うと決してそんな事はありません。「私、また太っちゃって…」と本気でネタに出来ますか。「食べ過ぎだからだよ…」「運動すれば?」「アメリカだと太っていると就職できないらしいよ?」と言われて、耐えられますか。僕なら耐えられませんし、楽しい空気を作るよりも、むしろドンヨリとした空気を作ってしまうと思います。豊臣秀吉は確かに草履を温める仕事から天下を取るまで上り詰める過程で「サル」と呼ばれて、今でいう『いじられキャラ』を演じて来ましたが、普通に考えたら「君、お猿さんに似てるから、サルって呼ぶね」と言われて喜ぶ人はいないと思います。彼は彼なりに覚悟と決意があったからこそ天下を取れたのだと思います。

3.『知的な人』にセルフ・ブランディング

誰でも知的に思われたいものです。もちろん僕も思われたいです。やはり、人に尊敬される人や出世する人と言うのは、なんだかんだで知的でクールなイメージの人だと思うかもしれません。知的とさえ思われれば、尊敬されるかもしれませんし、頼られる人(兄貴分、姉貴分)になれるかもしれません。

メガネにスーツ。これだけで賢くなれると勘違いしている人が残念ながら少なくありません。インテリ路線を目指していても、服装が乱れていたり、姿勢が悪かったりすると、どんなにイメージ的にビシッと決めていても、カッコ良くもなんともありません。
自分が使っている敬語が間違っている事に気がついていなかったり、場違いなファッションをしていたら、むしろ逆効果です。知的レベルが低いと思われてしまう可能性の方が高いかもしれません。

電車の中で漫画を読んでいたり、スマホゲームをしたりSNSをしていたりしたら、完全にインテリ路線からは外れてしまいます。一歩間違えれば、単なるインテリ風オタクと思われて終わりです。知性は、日々の意識こそが大切なのです。さすがにいないと思いますが、白衣を着ても知的に思われるわけではありませんのでご注意ください。

以上、3つの例を挙げました。では、セルフ・ブランディングはまったく意味が無いのかと言うと、必ずしもそういう事が言いたいのではありません。
そもそも、あなたの本心は、あなたの潜在意識は何処を向いて何処を目指しているのか。まずは、そこが大切なのです。本気でセレブを目指すならそれもよし。本気でお笑いを目指すならそれもよし。本気でインテリを目指すならそれもよし。どれも決して間違ってはいません。

大切なのは、それが本気かどうかです。本気でなければ中途半端になってしまいますし、本気を感じられなければ、ブランドになれないのです。本気を感じられないGUCCHIに魅力を感じますか。感じませんよね。つまり、ブランドというのは、本気の度合いが相手に伝わっているか。そういう事なのかもしれません。セルフ・ブランディングをする際は、ぜひ参考にしてみて下さい。