秋の季節を感じる~ポカポカライフで冬を迎える!~

季節を感じ、季節を楽しむ

外を歩けば枯葉があちこちに落ちている季節になりました。確かに最近急に寒くなったなとは思っていましたが、いつの間にか完全に季節が冬に向かっているんだなと感じました。考えてみれば、少し前まではセミがやかましかった気がしますが、それすらももう遠い昔のようです。人々のファッションも、寒々しい方も時々見かけますが、殆どの方が冬を意識し始めたのかなと思います。

ここだけの話ではありますが、実は、私は「季節感が無い人」と思われていました。春という言葉は私の中に無く「花粉の季節」。夏という言葉は無く「エアコンを寒がるオバチャンがうるさい季節」。秋という言葉は無く「急に寒くなって何を着て良いのかわからない季節」。冬は「嗚呼、あっと言う間に一年が終わっちゃったよと思う季節」。それが自動的に繰り返されるという、なんとも風情の乏しい生き方をしていた気がします。

ところが、春夏秋冬という素晴らしい感覚を理解できるようになってきて、がらりと人生が変わった気がします。何故なら、私たち人間は、どんなに科学が発達しようとも動物だからです。季節と共に空や風、植物や昆虫などの変化に意識を向けていると、不思議と自分が何をすべきかが見えてくるようになるんですよね。何を食べれば良いのか。何を着れば良いのか。次の季節に向けて何を意識すれば良いのか等々。時間や忙しさに流されているだけの時というのは、正直なところ動物としてそういう大事な事を見落としがちです。しかし、人間も動物である事を思い出し、季節をちゃんと感じてあげると、生きる上での大切な何かを思い出す事が出来るようになるのですね。極端に言えば、頭が良くなった気がしてくるかもしれません。

季節感が無いとどうなるかを考えてみれば分かりやすいかもしれません。例えば、どんどん冬に近づいているのに脚を出して歩いていたらどうなるか。美しさを演出したい気持ちはわからなくもありませんが、鳥肌で歩いていたら、それこそカッコ悪いです。上着も羽織っていなかったら、自然に身体は縮こまり姿勢が悪くなります。その姿をカッコイイと思ってくれる人は恐らくいないでしょう。そして最後には風邪をひくと思います。もちろん、どんなに高価な服やアクセサリーを身につけていても同じです。季節感がまるでないと健康にも良くありませんし不自然なのです。

食べモノも同じですよね。夏はキーンと冷えたかき氷やアイスクリームが欲しくなりますが、秋は何と言っても焼き芋が恋しくなりますよね。でも、季節感が無いと焼き芋という存在が浮かんでこなかったり、季節の食べ物に意識が向かなかったりします。これも非常に残念ですよね。その時の旬な食べ物にはそれなりに意味があるのです。

季節を感じ、季節を楽しむ。そうすると人生の質がグンとアップします。これは自分の実体験を通して強調しておきます。

秋から冬にかけての季節を一緒に意識してみませんか。この季節は何と言っても急に寒くなることがポイントです。冒頭で少し触れましたが、急に木々が紅葉して道端には落葉が散乱しているわけです。野性の動植物は彼らなりの生き方があると思いますが、私たち人間は季節を乗り切るためには本能だけでは無く、知恵も使わないといけません。

これから、本格的に寒くなってきます。今回は、冬に向かっての寒さ対策のお話をします。

 

寒さに打ち勝つためにやるべきこと

●身体をどんどん温める

「寒いから当たり前でしょ!」と思われるかもしれませんが、思っている以上に身体は冷えやすいです。これくらいで大丈夫と思わず、どんどん身体を温めてあげてください。

まずは外側から身体を温めてあげてください。特に女性は下半身を冷やさないのは基本中の基本です。タイツや毛糸のパンツ、腹巻など、様々なインナーを、「これでもかっ!」ってくらい着てみてください。よく、毛糸のパンツを履いたり、腹巻をしたりするのは恥ずかしいという声を聞きますが、何よりも大切なのはあなたの身体です。今は昔に比べてオシャレなインナーがたくさん売っています。着膨れしたくないという方にも安心な薄くても暖かいインナーもたくさん売っていますので、ぜひ活用してくださいね。

初歩的な話に感じたかもしれませんが、実はこういうシンプルなことがいちばん大切だったりします。寒い時は血流が悪くなりやすいので、身体を温めてあげる。身体が温まればブルブルと震えて凍えることもありませんし、寒さで集中力が途切れる事もありません。そして、それらを、身を持って感じる事が出来たら、タイツや毛糸のパンツに感謝の気持ちも浮かんでくると共に、ご先祖様がそういう素敵なアイテムを生みだしてくれたことに対する偉大さも感じられてくるかもしれません。大袈裟かもしれませんが、物事のありがたさや偉大さって案外、身近にあったりするものなのです。

それでは、風邪をひかずに、そして充実した秋を。