海猫屋の「不思議なことなどなにもない!」宣言しちゃったモンの勝ちじゃんよ?!PART.4(完結編)

自分が何者であるかを宣言することで
育っていく意識だってある

私に抜けていたのは「肩書き」でした。
曖昧な意識のままに対価をとる人を見下していました。自信もないのに肩書きだけはやたら豪勢な人をバカにしていました。しかし、しかし……

世の中では名乗ったモンが認知されて当然!宣言しちゃったモンの勝ちなのです!!

ただし名乗ってはみたものの、自らがなんら行動を起こさなければ、折角の宣言もチャラです。自身がその名の本質を理解しなければ、これもやはり宣言したところでチャラなのです。

「名は体を表す」

古の人はうまく言ったものだなぁ~と思いました。

イラストレーターだと名乗っているから仕事が来るし、それが職業だと認知されるのです。その当たり前のことを私は忘れていました。
メルマガのなかで私は肩書きを何ひとつ宣言してはいなかったのです。

このUさんの一件のあと、私は手動で送信していたメルマガを登録制に切り替えました。
切り替えたあと「楽しみです、登録しますね!」といったお返事もいただきましたが、こんなメールも届きました。

「わざわざ登録してまで読む価値なんてありません。今まで勝手に送りつけておきながら何様のつもりですか。」

何様のつもりって……そういうアンタは何様なんだよ!??

腹も立ちましたが、やっぱりそうなのです、大切なのはそこなのです!何様ではなくとも何者であるかを宣言することは必要なことなのです!
自分が何者であるかを宣言することで、育っていく意識だってあるのです!!

そうだ!天使予報士だ!!

名もないのに本質を示そうと、私は道理からはずれていました。そりゃ「趣味でやっている人」「何様のつもり」と思われて当然……。

「本質はわかっているし行動も出来ている。だったらそれに合った肩書き……名前を宣言しよう!」

はて?なんという名がよいでしょう?

「月を読んでる、星を読んでる、宇宙の配置を読んでいる……この先がどうなるのか?予報を立てている……予報、予報士、天気予報みたいなもの……天気、天使……そうだ!天使予報士だ!!」

「天使予報士☆海猫屋です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?」

登録制メールマガジン第一回目の登録者数は70名でした。一体何人が手動から登録に移行してくれたのかはわかりません。そして2回目を発行するときには100名を越えていました。そして今現在はおかげさまで400名の方に登録していただいています。勿論、これからまだまだたくさんの方に読んでいただけるよう精進まっしぐらです。

いくら意識が高くても、細やかな配慮があったとしても、明確に「私は○○だ」と宣言していなければ届くことはない。明確な宣言とプロ意識があるからこそ責任が生まれる。責任を背負うからこそ、そこに対価がついてきて循環する……。

それがわかっていなかったなんて……。よくもプロ意識だなんていえたものです。

自信がなかったのか?それとも思いあがっていたのか?相反する意識ですが、両方だったように思います。

ひとつは意識を同じくする仲間がいなかったことも大きかったのかもしれません。
当時の私はスピリチュアルに関しては上を見るか下を見るかしかなく、横を見て確認することが出来なかったのです。
弱気を相談することも出来なければ、強気を戒めてくれる存在もいませんでした。
諸先輩方に相談しても返ってくる答えは「そのうちわかる」「答えはもう導き出している」
なんだか天使たちがワイワイ言っていることと同じです。

「一緒になってあれこれ模索したり、何が最善かを熱く議論出来るような、そんな仲間がいるといいなぁ……。」

独学で進んできた私にとって、仲間という存在は憧れになっていました。

「うん、仲間もいいけど、その前に……お友達かな?」

もともと引きこもりで交友の少ない私でしたが、それでも手動でメルマガを配信し始めた2008年末頃は、何かをお願いできる「友人」のような存在があったのです。しかしそこから2011年7月31日獅子座満月に登録制に切り替えるあいだに、仲間は勿論のこと、私には友人、もしくは気軽に友達と呼べる存在が一人もいなくなっていました。

一体なにがあったんだ??!

(次回「まずはお友達からお願いします!」編)