医学博士で、ウェルビーイング分野における世界的権威。75冊を越える著書の発行部数は世界で2000万部を越え、マイケル・ジャクソン、レディー・ガガ、ミランダ・カーなど多くのハリウッドセレブ、世界各国の要人がメンターと仰ぐディーパック・チョプラ博士。世界でもっとも影響力のあるスピリチュアルリーダーのTOP5に例年ランクインする博士に、TRINITYがインタビューさせて頂きました。
リーダーは、相手や世の中に
ストーリーを訴えかける必要がある
―今回の来日では、リーダーシップに関するセミナーにも登壇されますね。リーダーに求められるものは何でしょうか?
まず、マネージャー(組織の経営者)とリーダー(組織の指導者)の違いから考えてみましょう。マネージャーというのは、既に存在している組織を管理・運営していく立場の人です。そしてリーダーは、そこから新しい変化を生み出していくための「触媒」となる存在です。
組織集団の中では、マネージャーよりむしろリーダーが、実質的な面だけでなく意識の上でも中心的な役割を果たします。リーダーは変革・変容の中核となる存在なのです。
集団意識を家庭に置き換えるなら、母親が家族のリーダーかもしれませんね。
リーダーシップを取る人は、相手や世の中にストーリーを訴えかける必要があります。自分達は何者なのか、何を目指していくのか、最終的にどのような結果を求めるのかといった具合です。
ビジネスなら社員のためのゴール、お客様のためのゴールを具体的に持つ必要がありますし、政党のリーダーなら政府の形はどうあるべきか、国民の幸せをどういう形で求めるか、というのがゴールであり、リーダーが語らなければならないストーリーでしょう。
~続く~
■ディーパック・チョプラ オフィシャルWEBサイト
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Photo:Tomoko Tominaga
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