田中温先生インタビュー「不妊治療の名ドクターが教える! 知っておきたい高齢出産&卵子老化の実情」PART.1「卵子老化を遅らせるライフスタイルの秘訣」

田中温先生インタビュー「不妊治療の名ドクターが教える! 知っておきたい高齢出産&卵子老化の実情」PART.1
田中温先生インタビュー「不妊治療の名ドクターが教える! 知っておきたい高齢出産&卵子老化の実情」PART.1「卵子老化を遅らせるライフスタイルの秘訣」

TRINITY Vol.50の「専門医が教える健康生活のオキテQ&A」企画のなかでご紹介した、田中先生にお答えいただいた女性が気になる卵巣年齢や婦人科系のお悩みに、本誌では伝えきれなかった内容までTRINITY WEBでは余すことなく5回シリーズでお届けします。

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はじめに、「1回の治療で妊娠率を上げることが目標」と語るセントマザー産婦人科医院院長の田中温先生は、1985年に日本初のギフト法による男児誕生を成功させた、不妊治療の世界的名医です。癒しフェアの講演・相談会でも、毎回、不妊の原因、効果的な治療法、最新治療といった医学的なお話のほか、食生活やストレスの問題など、妊娠しやすくなるために日常生活でできることもご紹介くださっています。そんな幅広い問題に親身に相談にのってくださる田中先生に、高齢出産からお医者様には聞きづらい婦人科系のプチ疑問点まで、色々とお話しを伺ってきました。

増加する高齢出産! 卵子老化を遅らせる方法とは?

――高齢出産をする女性が増えていますが、卵子の老化を少しでも遅らせるために効果的な食生活や運動習慣があったら教えてください。

大切なのは、バランスの良い食生活です。炭水化物、脂肪、タンパク質にプラスしてビタミンやミネラルを配分よく規則正しく食べることです。そして適度な運動も大切です。何も感じないのでは適度な運動にはならないので、早歩きのウォーキングやジョギングなどの少し汗ばむ程度の心拍数が20ほど増えるくらいの負荷を掛けるような運動が良いです。時間的には10~20分程度の短時間でも良いので、一週間に一度とやるよりは毎日継続することが大切です。

また、人間は歩行動物なので足腰が弱くなったら健康な生活が送れません。足腰を強くするには屈伸運動やスクワットを毎日10~20回やるのが良いです。森光子さんはスクワットを毎日150回やっていたそうです。ただカロリーを制限するのではなく、肉体は筋肉を鍛えないとダメということです。特に下半身の筋肉を鍛えることは大切です。

――今後、高齢出産の年齢が上がるということはありますか?

女性は閉経があり、月経がなくなったら妊娠しません。その年齢は決まっているので、出産の上限が上がることはありえません。ただ晩婚になり高齢出産の割合は上がっているのは間違いないです。卵子凍結や事実婚も認められるとなると、今急いで結婚する必要がなくなります。そうなると必ず晩婚化になりますよね。

――高齢出産はリスクも増えますが、軽減させるような生活習慣や注意点があったら教えてください。

やはり加齢には勝てないので、まず早く妊娠出産することです。40歳以上になった場合の死亡率は、赤ちゃんもお母さんも明らかに高くなります。だから、早く産むことが第一です。どうしても理由があって遅くなった場合は、ちゃんとした病院、小児科、全ての科のケア出来るところで出産することです。そういうところで検診を受けることや、規則正しい食生活を心掛けること。また、肥満だと妊娠しづらく妊娠中毒症にもなりやすいので、標準体重に近づくことは大事です。

~次回は「卵巣の健康状態を見極めるコツ」をご紹介します。お楽しみに!~

<information>
田中先生が、9月開催「健康生活フェア」にご出演決定!
無料講演会・無料個別相談会を開催します!

<無料講演>
【日時】9/21(日)12:00~13:00
【場所】パシフィコ横浜 本会場(展示会場内)第4講演会場

<無料相談会>
田中温先生に直接相談ができます。
日程はすべて9/21(日)

詳しくはコチラ>>健康生活フェア
http://www.healthylifefair.net/2014_yokohama/archives/guest/tanakaatsushi

<プロフィール>

田中温

セントマザー産婦人科医院院長
1976年順天堂大学医学部卒業、同大学医学部産婦人科、越谷市立病院産婦人科医長を経て、90 年福岡県北九州市にセントマザー産婦人科医院を開業。
85年日本初のギフト法による児誕生に成功。現在は良い卵を育てる方法の検討や精子細胞を用い顕微授精に力を注ぎ、日々の診療にあたっている。
不妊症治療のゴールは妊娠ではなく出産であると考え、お産に関するサポート体制はもちろんのこと、アロマセラピー、漢方、遠赤外線医療など、身体に負担の少ない代替療法も多く取り入れている。

■セントマザー産婦人科医院
http://www.stmother.com/index.html

TRINITY Vol.50は現在書店にて好評発売中です。P34に先生のインタビューが掲載されております。そちらも合わせてご参照ください。

■TRINITY Vol.50 詳細はこちら
http://www.el-aura.com/20140324001-2/