池川明先生インタビュー「子どもたちが語る神秘的な記憶「胎内記憶」についてもっと知りたい!」PART.4「胎内記憶を覚えている子どもたち」

TRINITY Vol.50の「専門医が教える健康生活のオキテQ&A」企画でご紹介した、池川明先生が伝える「胎内記憶」について、TRINITY WEBではより詳しく皆様にご紹介していきます!

はじめに、池川クリニック院長の池川先生は、日本で唯一「胎内記憶」の研究を続けていらっしゃる、産婦人科の第一人者です。2001年に全国の保険医で構成する保団連医療研究集会で発表した「胎内記憶」が新聞で紹介され話題となってから、今でも多くのマスコミで取り上げられています。多数の著書やCD、精力的に講演活動もされるなか、現在公開中の映画「かみさまとのやくそく~胎内記憶を語る子どもたち~」にもご出演されています。この約10年の間で多くのお母さんに浸透してきている「胎内記憶」には、私達に教えてくれる輝く真実が宝石箱のように詰まっています。より多くの方に知って欲しい「胎内記憶」について、色々と池川先生にお話を伺ってきました。

胎内記憶は親子を感じる大切なツール

――胎内記憶を覚えていた子どもが成長につれて忘れていってしまうのはなぜですか?

胎内記憶を覚えているのは、2歳3歳がピークでそれ以降になると記憶が薄れていくようです。以前、幼稚園で調べた先生がいましたが、年少→年中→年長と大きくなるにつれて覚えている率が減っていました。生まれてから脳の構造が変わり3歳から5歳で完成していくから、物理的に脳が完成してくると精神的なものは閉じてくるようです。

ある動物の実験結果によると、白黒で見える動物とカラーで見える動物では、白黒で見える方の感覚が鋭いそうです。目が見えない人の感覚が鋭いのは、そういう理由なのかもしれません。失われるもの以上に獲得する能力があるということです。だから、子どもが見たり聞いたりする能力を獲得して広がっていくうちに、胎内記憶のように失われていく能力もあるのだと思います。

――胎内記憶を話したがらない子供には、どのような理由があるのか教えてください。

普通は胎内記憶を消して生まれてくるので覚えていません。覚えている子は話しますが、一部話したがらない子がいますが、そういう子は神様から口止めされているとか、大切な秘密だと言って話したがりません。3歳ぐらいにもなると、話をはぐらかしたりもするのです。うっかり話してしまった後で「しまった!」と焦る子もいます。

でも最近の子供は話すようになってきているのです。もしかしたら解禁されているのかもしれません。人間というものは、そういうところから考えていかないと壊れてしまうからです。神様が送ってきている参考書が胎内記憶かもしれません。

――もし子供が胎内記憶について話し始めたら、両親はどのように話を聞いてあげるのが理想的ですか?

いつもの会話の延長線のように普通に接しましょう。両親が驚いた顔をしたり、特別なことのように聞きすぎると子どもは嫌がるのです。親が胎内記憶を知っていて普通に聞けると、子どもは話したらいけないことを忘れちゃうようで、どんどん話しちゃうのです。

おそらく子供がこの話をすることは、親との関係を感じるすごく大切なツールみたいです。内容がどうこうではなく、しゃべったことでお母さんとの繋がりが感じられたら、この役目は終わるのかなと思います。

両親が胎内記憶の知識がないと普通の会話のように聞けないので、前もって本やネットを参考にして知っておくといいですね。

~次回は「胎内コミュニケーションの影響力」をご紹介します。お楽しみに!~

■池川クリニック
http://www1.seaple.icc.ne.jp/aikegawa/

TRINITY Vol.50は現在書店にて好評発売中です。P38に先生のインタビューが掲載されております。そちらも合わせてご参照ください。

■TRINITY Vol.50 詳細はこちら
https://www.el-aura.com/20140324001-2/

★9月20・21日(土日)に開催する「健康生活フェア 2014 in YOKOHAMA」への池川明先生のご出演が決定しました! 池川先生のお話を直接聞くことができる貴重な機会です。ぜひお越しください!
http://www.healthylifefair.net/2014_yokohama/archives/guest/ikegawa_akira