投影の法則とは? この世界は自分のマインドを映し出す巨大スクリーンである。

ザ・キバリオン「引き寄せの法則」の原典PART.6
投影の法則とは? この世界は自分のマインドを映し出す巨大スクリーンである。

マインドが変わると
現実も変わる秘密

第6回「第二の法則<投影の法則>とは?」

この<投影の法則>を理解出来れば、不可知であるTHE ALLの存在や、ヘルメス錬金術の根幹を理解することができるようになります。
この法則には大きな2つの側面があります。
<投影>というのは、いわゆる「鏡の法則」で言えば、「この世界は自分のマインドを映し出す巨大スクリーンである」ということです。私たち自身がこの世界に映っているので、起きていること自体ではなく、そこに「貼付けた意味付け」が、私たちが人生と思っているものです。私たちの多くはなかなかそこに気づけず、スクリーンに「映っている側」を変えようとします。しかし映し出している映写機の側であるマインドが変わっていないので、人生にまた同じようなことが起きてしまうのです。
投影を起こしているマインドに変化をもたらせられれば、同じような場面に出会っても、知覚する体験は全く別の物になるのです。

もう1つは、森羅万象が偶然に起きているのでなければ、そこには<上>:意識界・精神(霊)界の意識が反映されていることになります。
私たちの持つ意識は、にも影響を与え、互いは関連し合っている「照応(二つの物事が互いに対応または関連し合っていること)」の関係性にあることを示したものです。
いわゆる「フラクタル」や「フィボナッチ数列」「黄金比」「テューリング・パターン」など、自然界にも法則は沢山あります。「細部を見れば全体が分かり、全体を見れば細部が分かる。」これが<投影の法則>のもう1つの側面です。

<原文・訳>
2. THE PRINCIPLE OF CORRESPONDENCE

“As above, so below; as below, so above”

This Principle embodies the truth that there is always a Correspondence between the laws and phenomena of the various planes of Being and Life. The old Hermetic axiom ran in these words: “As above, so below; as below, so above.” And the grasping of this Principle gives one the means of solving many a dark paradox, and hidden secret of Nature.

There are planes beyond our knowing, but when we apply the Principle of Correspondence to them we are able to understand much that would otherwise be unknowable to us.

This Principle is of universal application and manifestation, on the various planes of the material, mental, and spiritual universe-it is an Universal Law. The ancient Hermetists considered this Principle as one of the most important mental instruments by which man was able to pry aside the obstacles which hid from view the Unknown. Its use even tore aside the Veil of Isis to the extent that a glimpse of the face of the goddess might be caught.

Just as a knowledge of the Principles of Geometry enables man to measure distant suns and their movements, while seated in his observatory, so a knowledge of the Principle of Correspondence enables Man to reason intelligently from the Known to the Unknown. Studying the monad, he understands the archangel.

2. 投影の法則

上のごとく下もしかり、下のごとく上もしかり

この法則はあらゆる世界の現象と法則は常に対応し合うという真理を具体的に表現しています。古代ヘルメスの格言は「上のごとく下もしかり、下のごとく上もしかり」と説いています。この法則を理解すれば、多くの秘された逆説や自然界の隠された秘密を解くことができるでしょう。

私たちの理解を超えた世界についても、この投影の法則を用いることで、他では知り得ない多くを理解することができます。

この法則は、物質界、意識界、精神(霊)的宇宙で適用される普遍的法則です。
古代ヘルメス学者たちは、この法則が隠された未知を露にする最も重要な精神的道具の一つと考えていました。これを使えば、イシスのヴェールさえ裂いてその顔を垣間見ることさえできるでしょう。

幾何学の知識だけで、天文台にいながらにして遠い太陽とその動きを測ることができるように、投影の法則は既知のことから未知のことを知的に説くことができるようになります。原子を学ぶことで大天使を理解することができるのです。

自然界に見られる
THE ALLの意志

現代人のように左脳が発達する前、私たちは右脳を通して直感的に自分という存在はこの世界の一部であり、すべては関係し合って成立していることを理解していました。しかしその後の進化で左脳によるジャッジ(判断)する力と、この世界を自分にとって快適であるように作り替える「男性性エネルギー」を大きく開くことで文明の発達が進んできました。その結果、私たちは<ひとつ>であるという意識から、<個>であるというエゴが強まり、「足りない」「欠如している」というマインドに苛まれる人が増えて行きました。

<投影の法則>は、この世界が「何も切り離れている存在はいない」ことを教えてくれています。
渡り鳥は決まった日に飛び立ち、決して間違わずに正確なルートで次の目的地にたどり着きます。ある種の渡り鳥は、移動した土地で巣を作りますが、木のどの辺りに巣を作れば安全かをちゃんと知っています。人間はやって来た渡り鳥の作る巣の位置を見て、「低いところに作られていたら、今年は安全」しかし「高いところに作られていたら、今年は水害に注意しなければならない」という判断の材料にしていました。そして、ちゃんと巣の位置が表す通りの気象になるのです。昔の人達は気象レーダーなど使わず、渡り鳥の「サイン」によって宇宙の力を理解し、生活に取り入れていたのです。

渡り鳥は<上>の意識界や精神(霊)界とつながっているので、「自分が生きるために、いつ、何をすれば良いのか?がわかる」のです。
自然界に見られる、こうした命を育む力にTHE ALLの意志が働いており、それこそが宇宙の<愛>なのです。

THE ALLと
コミュニケーションを持つ

私たちは<上>の意識を理解することで、人生にちがいを創り出して行くことができます。それはTHE ALLとのコミュニケーションとも言えるかもしれません。たとえば、自分が望む人生を生きたいならば、その意志を示す事で波動が変化します。それに対してTHE ALLは必ず「何かしらのサイン」を送ってくれます。それを受け取り、自分を変化させ、更なるコミュニケーションを持つことで、あらゆるものは手に入る可能性があるのです。そしてまさにこれがヘルメス錬金術の教えの根幹なのです。

ポイントを整理しましょう。
まずは「投影を取り戻す」ことです。「この世界に対して、そう見えて感じているのは私である。」という責任を軸にした立場から、問題として映っている人や出来事を罰したり、拒絶して切り離さないことです。特にそれが身近な大切な人であれば、なおさらです。自分のマインドから来る意味付けに責任を持ち、つながりを選びましょう。
もう1つは、この世界に起きている自然の営みを通して<上>の意志を理解しようとすること。あらゆる命の輝きをサポートしている宇宙の<愛>を理解し、感謝しながらコミュニケーションを持つこと、などです。
次回は第三の法則<引き寄せの法則>についてお伝えして行きます。

メタ・シークレット・ユニバーシティー
よしだ ひろちか