心理セラピストが語る!『感情』とは?~人間は理性だけで生きているわけではない~

心理セラピストが語る!『感情』とは?~人間は理性だけで生きているわけではない~

感情が行動に影響を与えている

僕たち人間は、たぶん殆どの人が理性で生きていると思っていると思います。特に他の動物に比べて学習能力がある(と思われている)し、学校に行けばイヤという程、知識を詰め込まれます。朝起きてTVのスイッチを入れれば大量にニュースが流れていますし、コンビニに行けば雑誌もたくさん置いてあります。暇さえあればスマホをピコピコいじっていますが、あれも一種の情報のやりとりですよね。芸能ニュースであれなんであれ。そんな情報を駆使して理性的に僕たちは社会生活を営んでいます。

確かに社会は理性的に働いて機能していると言うのは、あながち間違っていないと思います。
それはそれとして、あまり意識しないかもしれませんが、僕たちは理性のほかにもう1つ大事なモノがあります。そちらは何故か重要視されていない気がしますが、生きて行く上で、これはとても大事なモノです。

それは『感情』です。僕たちは確かに理性的な生き物ではある(と思いたい)けれど、実は知らない間に感情の影響を色濃く受けて生きています。

感情という存在は知っているけれど、それほど影響力があるとは思えない。もしかしたら、そのように思う方もいるかもしれません。しかし、感情は僕たちの行動に結構影響を与えていたりします。今回は、感情が、どんなふうに行動に影響しているかを一緒に考えてみましょう。

身近な例を考えたのですが、自分の事を話のがいちばんリアリティがあるかなと思うので僕の話をします。

僕は、比較的たくさん悪夢を見ます。色々な種類の悪夢を見ます。しかも鮮明に覚えている事が多いので、人に話すと「今、作ったでしょ」と言われることが多いです。ちなみに、わざわざ夢の話を意図的に捏造する必要って特に感じないので今のところ、記憶違いはあったとしても本当に夢を覚えていると言っておきます。念のため。

自分自身の感情を味わう時間を作ろう

さて。夢は結局夢なので、目覚めてしまえばなんら影響は無いようにも思えます。しかし、強烈なホラーな夢などを見てしまうと、目覚めた時に恐怖心や余韻が残っていて、なかなか布団から出ることが出来ません。決して眠いとか、もう少し眠っていたいとか言う事ではありません。要するに「怖い」という感情が僕を布団から出してくれないのです。

でも、理性的に考えると夢はフィクション(潜在意識がどうとか良世界につながっているかもしれないと言う話はここではさておき)であって、現実にそれほどの影響力は無い。朝になったらのだから必然的に目を覚まして布団から出てトイレに行って顔を洗って歯を磨いて…とすればいいのですが、そう簡単には行きません。だって「怖い」ので、それどころではないからです。

悪夢に限らず、ホラー映画を観たり、怪談話を聴いた後は怖くて夜中に一人でトイレに行けなかったり、お風呂に入れなかったり、鏡を見られなかったりすることはありませんか。そもそも映画や怪談は、自分自身は当事者でもなんでもないわけですから、実害が無い事は少し考えれば誰でもわかることです。でも、怖いものは怖いですし、恐怖の感情に支配されてしまいますよね。しかも、その日だけで済めば良いですが、余韻が残っていると数日は夜になる度に怖くなってトイレをついつい我慢してしまったりという人もいるかもしれません。

つまり、感情はそれほどまでに、僕たちの行動に大きな影響を与えているのです。もちろん恐怖の感情だけに限った話ではありません。

マーケティングの心理を研究している人は、購買層の感情に揺さぶりをかける事で売り上げを伸ばしたりしているわけです。買い物に行くと、ついつい余計なモノまで買ってしまった。これも実は感情が行動に影響を与えているんですよね。

感情って、あまり意識した事がないと思うのですが、ちょっと感情に意識してみると、なかなかスゴイ事がわかって来たと思います。

時々で構わないので、自分自身の感情をじっくりと感じてあげる時間も作ってあげると心は喜んだりもするので、ぜひ試してみて下さい。