夏の風物詩といえばセミ!~セミにまつわるエトセトラ~

夏の風物詩といえばセミ!~セミにまつわるエトセトラ~

セミの鳴き声が日に日に大きくなっている気がする今日この頃です。セミといえばまさに夏を象徴する昆虫です。「ミーン…ミンミンミーン」というセミの声を聞くだけで夏のイメージが膨れ上がって、暑さまで倍増する気がするのは私だけでしょうか。体温が上がり、脈も早まり、呼吸も小刻みになって、小汗をかいているような、この感覚。まるでヒプノティストのようですね。もちろんセミさんが悪いわけでは無いのですけどね。

私は昆虫がそんなに得意ではないので何ともいえませんが、セミのいない夏ってやっぱりイメージしにくいというか、万一セミのいない夏がやってきたら「日本大丈夫??」と本気で心配になってしまうかもしれません。日本ではセミのイメージといえば、夏の風物詩ですよね。お手紙などでも時候のあいさつなどで「蝉の声に暑さを覚える今日此頃」といった具合にセミを引き合いに出す方もいますよね。

何年も何年も暗い土の中でジッと大人になるのを待って、土から出て来て脱皮を繰り返し、成虫になるとわずか一週間足らずで寿命が尽きてしまう。まるでそれをわかっていて、残された時間を精一杯生きようと大きな声で鳴いている…。なんだかとっても切なくなってくるような、そんなイメージを持つ方も多いと思います。ただ一説によるとセミの寿命は一週間ではなく、もう少し長く生きるそうです。その話を知った時は、なぜだか少しだけホッとしました。

ちなみに、鳴いているのはオスです。あの催眠のように私たちの暑苦しさをアップさせているのはオスだったのですね。・・・という冗談はさておき、あれはメスを誘っているのです。ホタルもどちらかといえば、オスがメスを誘うために頑張って光っていますよね。(※メスも光ります)

ところ変わればセミも変わる!?
各国のイメージの違い

セミといえばトリビアがあります。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、あの有名な物語『アリとキリギリス』、原作は『アリとセミ』なのだそうです。これは本当にビックリしました。翻訳して広めた人の国にはあまりセミがいなかったということでしょう。私たちはキリギリスで馴染んでしまったためか、どうもその話を聞いてもイメージが湧いてこないですね。物語そのものの解釈は難しいところではありますが、キリギリスは一般的には、遊んでばかりのチャラ男みたいな役回りですが、実はセミだったというと「え?セミってもっと硬派で情熱的でダンディなイメージが…」って思いますよね。ところ変わればイメージも大きく変わってくるようです。

中国などでは、また日本とは違ったイメージです。え?食材?生薬?漢方?確かにそれも正解です。言われてみれば何となく健康に良さそうな気がしないでもありません。詳しく知りたい方は漢方薬局で確認してみて下さいね。安易に食してお腹を壊してしまっては折角の夏も台なしですからね。

話を戻して中国でのセミのイメージ。なんと『再生』と『復活』の象徴なのだそうです。あるいは『永遠の美』。激しく、そして儚く散って行く日本のイメージとは大きく異なりますね。脱皮を繰り返すところにフォーカスすれば、そのイメージも納得かもしれません。夏は暑くて、それだけで弱ってしまいそうな季節です。そういう意味では、中国的なセミのイメージを持つと、夏負けせずに元気にエンジョイできそうな気分になってきませんか。

一方、プロヴァンス(南フランス)では、セミは『幸せ』の象徴なのだそうです。ちなみに、フランスといえども広く、セミはあまり生息していないみたいで、南フランス辺りにしかいないみたいです。レアな昆虫といったところでしょうか。そういうわけで、セミの鳴き声が大きければ大きい程、豊作になるとも言われているそうです。

日本ではあまり見かけませんが、海外には結構セミのグッズも多いようです。ふくろうグッズのように縁起物として、探したら身につけてみるのも粋かもしれませんね。