すべての人間関係には意味がある

人生、生まれてから死ぬまで、どれぐらいの人と出会うでしょうか・・・。
ほんの一瞬交差するだけの人間関係もあれば、一定期間、お付き合いしたり、また、結婚して生涯に渡って続く人間関係もあるでしょう。
一瞬の出逢いだけで、その後、2度と会うことがない人とも、その出会いには意味があります。
近年ではインターネットを通じて検索したり、情報を得るために閲覧したりする行動にも、意味があります。
ふと本屋さんに立ち寄って、目に留まった雑誌をパラパラと捲る中で、閃いたり、探していた情報が載っていたら、そこにも理由が隠されています。

季節が巡るように

全く知らない人に、外出したときに嫌な事を言われて、自宅に帰って思い出すと嫌な気分になった経験はありませんか?
どうして、あんな事を言われてしまったのか?
どうして、見ず知らずの人に言われたあの一言に拘ってしまうのか?
どうして、その一言が胸に突き刺さり、これほどまでに嫌なのか?

その言葉と自分の気持ちを知ることで、自分を知る手助けになることもあります。

人生の伴侶を探している方には、婚活をしている方もいらっしゃることでしょう。
婚活パーティに出かけて、興味を抱いた方とデートしたが、何となくピンと来なかったりして、恋愛関係に発展しないこともあるでしょう。
しかし、そのデートは無駄ではありません。
それは、あなたが恋愛に求めているものと異なるため、相手と話したり、食事をしたりしてみないと分からないこともあります。
また、長く一緒に居たから、パートナーのことが分かるということもありません。
5年、10年、もっと長く、職場、ママ友などの一定期間の付き合いは人生では季節のようなものです。
カバラでは、生まれてから死ぬまで、自分の生まれた日から一歳を迎えるまでの天候が人生の鍵を握ると言われています。
生後一年間の季節や環境が、あなたの一生のサイクルであるというカバラの極意で運命の見方が変わって来ることでしょう。
人生のサイクルとしては、10年単位で節目になる出来事が多いようです。
仕事をして、転職して、結婚して、子供が生まれて、介護をしたりすることも、それも季節の巡りと同じです。
ある季節が終わったからといって、心配することはありません。
「なぜ、この結婚が失敗だったのか」と自分を責める必要もありません。
その人と会ったことで、何かを得たり、学んだりしたことでしょう。
ですから、「私の結婚生活は失敗ではありません。ただ、終わっただけです。」と思うことです。
余程の人でないと、生まれてから死ぬまで同じところに住み続けるということは難しいでしょう。
ですから、10年間同じ場所に住んでいて、引っ越しただけなのです。
以前の住まいから引っ越したのは、失敗したからでしょうか?
そうではないでしょう・・・。
ひとつの季節が終われば、必ず新しい季節が訪れます。

内なる声に耳を傾けよう

日本でも、結婚、離婚、再婚する方が増えています。
私が長年住んだオーストラリアでも、再婚者同士の結婚式があります。事実婚として、結婚しない人もいますが、何度も結婚する人もいますが、元の配偶者のお陰で気づくことができ、成長に貢献してくれたことで、幸せな結婚ができるのであれば、それは喜ばしいことです。
いつからでもあなたの人間関係は引越しをするように、長年、お付き合いした人と、疎遠になったり、離別したりすることも出来ます。
そのまま、冬が終わり、春になってしまったのに、重たいコートを羽織って我慢し続ける人生よりも、自分らしい生き方を見つけて、環境を変えるちょっとした勇気が必要なだけなのです。

人の意見や評価よりも、あなたの内なる声に素直に反応することで幸せになれることを覚えていて下さい。
ありがとうございます。