「ジャパナビリティ=日本社会の底力」~東洋大学理事長が語るこれからの日本『考えよう、そして行動せよ。』

文明化の答えとしての「現代日本」

学校法人東洋大学(文京区白山)の理事長を務める福川伸次氏の自著『考えよう、そして行動せよ。』が今話題になっています。

本書では、元通商産業事務次官として、日本の市場や産業のあり方を示してきた福川氏が、世界潮流の中での現在の日本の課題と目指すべき方向性を考察し、歴史・経済・文化などを元に未来に向けた日本のあり方について提言しています。

副題の「ジャパナビリティ」とは「日本社会の底力を意味する造語」だそうです。
人々の信頼、異文化への寛容、匠の技にみる探究心、自然を愛する心、慎み深さなどの日本の持つ社会的魅力を更に高めることによって、日本から世界を変えていこうと若い世代に呼びかけています。

グローバル化する現代社会において、自ら考え行動するイノベーション力を持った人材を育成することを目指して本学が掲げている「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」の3つの柱への思いが込められています。

特別対談:注目される東洋大学のリーダーたち

本書では、“考えて行動する”ことによって生み出されるイノベーション、そして世界で活躍できる人材育成について、本学で活躍する指導者と福川との特別対談が集録されております。

【東洋大学 陸上競技部 長距離部門 監督 酒井 俊幸】
「考動」できる人づくりが勝利を呼んだ
~ 箱根駅伝で活躍が続く東洋大学 人づくりはスポーツだけではない

【東洋大学グローバルキャリア教育センター 副センター長 小島 貴子】
今ある仕事がなくなっても、次の仕事を生み出す力を
~ 変化に対応できる人材づくりへ

【生命科学部生命科学科 教授 伊藤 政博】
「時には踏みならされていない道を行け」
~ 世界を見ずしてイノベーションはない

■目次
序  章 課題先進国から課題解決先進国へ
第 1 章 日本、その成長と停滞の軌跡 - 日本が向き合う課題を探る
第 2 章 高まるグローバルリスク - 世界の不安要因にいかに対応するか
第 3 章 日本社会の持つ強さと弱さ - ジャパナビリティを吟味する
第 4 章 二番手思考を超えよう ― 自己決定能力の向上を目指して
第 5 章 人間価値主導の経済社会を ―新しい成長モデルの探求
第 6 章 日本から世界を変えよう -知徳創発の上に
第 7 章 【特別対談】
東洋大学 陸上競技部 長距離部門 監督 酒井 俊幸
東洋大学 グローバル・キャリア教育センター 副センター長 小島 貴子
東洋大学 生命科学部生命科学科 教授 伊藤 政博

■福川 伸次 (フクカワ シンジ)氏 プロフィール
学校法人 東洋大学 理事長。
1955(昭和30)年4月通商産業省入省、1986(昭和61)年6月から通商産業事務次官を務め、1990(平成2)年6月株式会社神戸製鋼所代表取締役副社長、1994(平成6)年6月に同副会長に。
1994(平成6)年11月から株式会社電通顧問、株式会社電通総研代表取締役社長兼研究所長。2003(平成15)年 3月に学校法人東洋大学理事となり、2012(平成24)年12月学校法人東洋大学理事長に就任。
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『考えよう、そして行動せよ。』
著者:福川伸次
出版:日経BP社
価格: 1,620円(税込み)
ISBN: 978-4-8222-6395-9
発行元:日経BP社
発行日: 2014/06/23