海猫屋の「不思議なことなどなにもない!」明日に向かって走っ……てないの? PART.2

海猫屋の「不思議なことなどなにもない!」明日に向かって走っ……てないの? PART.2

自分が与えられた力を思い出したときに……

サイキックとはなんぞや?
ググってみると、そこには霊能力や超能力、エスパーという説明があります。
逆走に関しては納得した私でしたが、サイキッカーについては納得出来ていませんでした。そこで納得いかないのであれば納得いくよう実験してみることにしました。

超能力と聞いてすぐに思いついたのはスプーン曲げです。
今でこそ「タネあかし」があり、それを使うことで誰でもスプーン曲げが出来るそうですが、当時の私はそんなことは知りもしません。

スプーンを手にしたとき「え? 曲がるの?」と一瞬躊躇しましたが、よく考えてみたら別に曲げる必要はないのです。気が楽になった私はむしろ「スプーンが本当に曲がったら笑うよね。」くらいの軽い気持ちでいました。だったらちょっと真剣にスプーンが曲がることを意識してみよう……。

左手にスプーンを握り、丸みのある先端に右手の人差し指をかけます。すでに曲がったスプーンをイメージしながらゆっくりと息を吐き、そして身体いっぱいに行き渡るよう深く息を吸い込み、フウという強い呼吸と同時にスプーンの先端にかけた人差し指にグッと力を入れてみました。

ぐにゃり……。

加えた力がユルリと抜け、スプーンは人差し指一本でいとも簡単に曲がってしまったのです。

「えぇーーーっ?! 曲がっちゃった??!」

このときは本気で驚きました。自分でスプーンを曲げておきながら、鳥肌が立ったことを覚えています。
気を取り直して二本目に挑戦。しかし二本目もまた、ぐにゃりと曲がってしまったのです。
曲がった二本のスプーンを冷静に見つめながら私はこんなことを考えていました。

「スプーンが曲がったからといってそれがなんの役に立つの?自慢? 自慢だったらそんなものいらないや!」

スプーンを曲げたところで別に誰の役にも立たない。ましてや私が幸せになる訳でもない……そう思った次から、スプーンは二度と曲がることはありませんでした。

結論:スプーンを二本、無駄にした。(がっくり)

しかしこのスプーン曲げを通して、まずはひとつひとつを消去していこうと私は考えたのです。

「明日が遠いなぁ……」

やらなくてもいい迷走……いや逆走劇を繰り広げ始めています。しかし今回のことはそれも承知でやっていることです。なによりスプーン曲げを通して何かヒントを見つけたような気がしていました。

出来る理由と出来ない理由。

これを理解したとき、きっと私は明日に向かって走り出せるのだろう……ん? まてよ?どこかで出来ることを前提としていないか???