シダーウッドがシワを消す?!~ アンチエイジングの鍵となる成分「セドロール」

皮膚の状態に大きな影響を及ぼすとされているのがⅠ型コラーゲン

皮膚とコラーゲンの関係とは?

森林のような香りが特徴的といわれるシダーウッドには、肌を若返らせる効果が期待できる「セドロール」という注目の成分が含まれています。セドロールは皮膚の線維芽細胞の成長を促進し、Ⅰ型コラーゲンとエラスチンの産生を増加させるという研究報告があります。

人間は30種類以上のコラーゲンタンパク質から構成されるといわれますが、そのなかでも皮膚の状態に大きな影響を及ぼすとされているのがⅠ型コラーゲンです。コラーゲンは、白いひも状のタンパク質からできている丈夫な太い線維で、立体的な網目構造を持ち、肌のハリを支えていますが、加齢とともに変性するといわれています。老化するとコラーゲン線維の網目構造は、まばらになり、線維そのものも細くなります。さらに、線維の形も直線的になるため線維同士の絡み合いが減少し、コラーゲンの量自体も減少してくるため、皮膚のハリも失われ、シワやたるみの原因になります。

また、エラスチンは黄色いコイル型のタンパク質からできている物質で、複数のコラーゲンに絡み合うように存在し、皮膚の弾力性を保っています。コラーゲンと同様にエラスチンも加齢とともに変性するといわれます。もともと1本の線維だったものが枝分かれしてしまったり、規則的なコイル状だったものが伸びきったゴムのような状態に変化してしまったりすることによって弾力性が失われます。その結果、シワが固定され、消えにくい状態を作り出してしまいます。

このように、コラーゲンやエラスチンは皮膚の若さを維持するためには必要不可欠な物質ですが、これらの物質を生み出しているのが線維芽細胞です。通常、線維芽細胞は加齢とともに増殖能力が低下するため、コラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚の老化は進行します。ところが、抗原抗体反応・酵素反応を利用したELISA法によって、セドロールが皮膚の線維芽細胞を増殖させ、Ⅰ型コラーゲンとエラスチンの産生も増加したことが確認されています。

当店でも、美肌効果を上げるアロマオイルとして積極的にシダーウッドを活用しています。アンチエイジングの鍵ともいえるコラーゲンやエラスチンを増やしてくれる成分「セドロール」を豊富に含むシダーウッドは、注目すべき魅力的なアロマオイルのひとつです。