身体が重い!なんだかダルい!むくみ対策~代謝アップには赤~

いよいよ梅雨シーズン到来!

前回は人間の身体に悪い影響を与える余分な湿気「湿邪」、別名ジメジメ星人について知り、これによって起こる頭痛や腹痛、肩や腰の痛みなどの不調でイライラ、メソメソしないための対策についてお話しました。要するに梅雨はむくんでダルくなるというお話でしたね。

おさらいを兼ねてサラッと簡単に補足しておきます。そもそも何故、梅雨になるとむくむのかというと、空気中のジメジメ星人が身体の中の余計な水分を外に出せなくなってしまうからなのです。普段、座り仕事が多いなど、あまり動かないライフスタイルの方は血行不良でむくみやすくなってしまうので要注意です。気づいたときに顔がパンパンに腫れあがっていたとしたら、それこそ気が滅入ってしまいます。

そんなわけで、余分な水分を身体に溜めこまないための対策として、適度な運動をしたり、食事に気をつけたりすることをお勧めしました。

確かにジメジメした季節は色々と不便ではありますが、無理にスポーツジムに通わなくても、部屋でできる軽い運動でも充分ですので、可能な限り自分のペースでできる運動を習慣づけることが大切です。ついついダルくて運動する気が無くなってしまう気持ちはよくわかりますが、夏に向けて、この時期は特に大切かもしれません。ぜひ運動の習慣を身につけて下さいね。

食べ物の考え方としては『季節の物』がお勧めです。季節ごとに採れる作物が異なるのは、それなりに意味があるのです。現代は、冷凍食品や加工食品がどんどん増えていますので、いつでもどこでも好きなものを食べることが出来ます。もちろんありがたい話ではありますが、できれば季節の食べ物、今の時期でいうなら梅雨の時期の食べ物が理想的です。

東洋医学の言葉でで『寒涼性食品』と呼ばれるものがあります。簡単に言うと、食べることで熱を取ってくれる食べ物のことです。代表的にはスイカ、キュウリ、トマトなどですね。やっぱり、ジメジメ蒸し暑いと不快極まりないですからね。

ただし気をつけなければいけないことがあります。ジメジメ暑いからといって身体を冷やさしすぎないようにするということです。暑いからとエアコンをガンガンにつけて部屋の温度を冷やしすぎたり、キンキンに冷えた飲み物ガブガブ飲みすぎたりして、何かと身体を冷やしやすいのですが、それが身体の様々な不調を招いていることを忘れてはいけません。もちろんエアコンを使うなとか冷たい飲み物を飲んではいけないとか、そういうことではありません。ただ、ほどほどに、という事です。余談ですが水分の摂りすぎもむくみの原因になるので気をつけて下さいね。

むくみ対策のお勧めカラーは赤

暑いから『寒涼性食品』で身体を冷やそうと言ったのに矛盾しているじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、自宅などでは自分自身で温度調節できても、外に出るとオフィスやお店の温度まではコントロールできません。そんな時のために、ぜひ覚えておいて下さい。

赤は血の巡りを良くして体温を上げてくれる色です。血行が良い状態というのは、余計な体内の老廃物を処理してくれますし、それこそむくみ対策には必須項目です。

インナーや下着に赤を取り入れるのもお勧めです。皮膚は色を感知しやすい部分で「第二の目」といわれるほどです。これはマッサージ機の振動が伝わるのと同じような感じです。赤色の振動が皮膚を通過して肌や筋肉、内臓に良い影響を与えてくれるでしょう。暑苦しい真っ赤ファッションにしたら、逆効果かもしれませんが、インナーに使う分には目立ちませんし、比較的取り入れやすいですよね。他にも、ワンポイントのアクセサリーを身につけるのも良いですね。先ほどご紹介したトマトなどを食べるのも、効果的です。

梅雨は心身のケアがとっても大変な季節ではありますが、だからこそ、自分の心身を大切に労わってあげてくださいね。