梅雨の不快感「ジメジメ・ムシムシ・ベットリ」に負けないで!~湿気に負けない身体づくり~

間もなくやってくるあの「ジメジメ」

日本の季節(現代)では3~5月は春ということになっています。ということは、いよいよ夏に季節は変わってきたということです。いよいよ梅雨の季節になってきました。最近は暖かいを通り越して夏のように暑いですよね。そしてジメジメしているので、体調がスッキリしないことが多い感じがします。天気が悪いと頭痛やめまいを起こしたり、肩や腰に鈍い痛みを感じたり、お腹の調子が悪かったりする方もいらっしゃいます。なんだか心までジメジメしてきそうです。

楽しくお出かけしたいのに、何となく体調が悪かったり、だるくてテキパキ行動できなかったりすることってありませんか。なんだかやるせない気分になりますよね。決して優柔不断になったわけでもウツっぽくなっているわけでもないだけに尚更です。

自分を「何故こんなに虚弱なの?!情けない。情けなさすぎるわ、私ッ!?」と責めないでくださいね。この時期はジメジメパワーにエネルギーを奪われてしまいやすいのです。湿気があなたの身体に悪さをしているのです。東洋医学では余分な湿気が人間の身体に悪い影響を与えるという考え方があり、この悪さをする湿気を『湿邪』と呼んでいます。難しい言葉なので無理に覚えなくても良いのですが『ジメジメ星人』とでもイメージしてくれるとわかりやすいかもしれません。

湿気が多いと身体にどんな影響がある?

『湿邪』は文字通り、邪魔な湿気のことです。もちろん、人間にとって湿気が必要ないということではありません。全くなかったらカラカラに干からびてしまいますからね。

一方で湿気が余分にありすぎると、残念ながら私たちの身体には悪い影響を及ぼすのです。梅雨が近づいているこの時期は特に湿度が高いので、余計な湿気が身体に溜まりやすくやすくなるのです。

あなたの身体が濡れたスポンジだと考えてみてください。水分を含んだスポンジに余分な湿気を含ませたら、一体どうなるでしょうか。想像通り、どんどん湿気を吸って身体に水袋の重りでも入れたかのごとく重くなっていきます。そして、どんどん膨れ上がって、冷たくなってしまうのです。身体がどっしり重く感じられたり、むくんだり、冷えでお腹の調子が悪くなったり、血の巡りが悪くなって肩や腰が痛むのはこの湿邪のせいです。ジメジメ星人、恐るべしですね。

これから本格的な梅雨を迎えることになります。ジメジメ星人に自分の大切な身体を侵食されないために、今から対策していきましょう。

余計な湿気を身体から追い出す方法

①適度に運動する

身体がだるくても、適度な運動を心がけましょう。運動といっても、難しく考える必要はありません。近所をお散歩したり、入浴後に軽くストレッチしたりする程度で構いません。ショッピングモールに出かけて、ウィンドウショッピングしながら、ゆっくり歩くのも良いと思います。

②身体を温めてあげる

ジメジメして暑いからといって、空調の温度を下げすぎたり、冷たい飲み物や食べ物をとりすぎたりしないようにしましょう。おススメは生姜です。バスタブに入れて入浴したり、温かい生姜紅茶を飲んだりすることで、簡単に外からも中からも身体を温めて代謝アップしてくれますよ。

③食事に気をつける

甘いものや油っぽいもの、生ものを食べ過ぎないようにしましょう。「疲れているのかな。パワー不足を補うためにたくさん食べておいた方がいいのかな!」なんて思ってしまうかもしれませんが、それは逆効果なので注意して下さいね。

日本は高温多湿なので、梅雨から夏が終わるまでは結構キツイです。夏は成長の季節といわれていますが、だからこそダウンしている場合ではありません。今から、しっかり体調管理しておいてくださいね。ジメジメ星人に負けず、毎日を楽しく元気に過ごせますように!