600万個にひとつの確率。お弁当のご配送で出会った男女~『めぐり逢わせのお弁当』

誤配送のお弁当から生まれた奇跡

ハーバード大学の分析によると、実在する弁当配達システムの誤配送の確率はたったの“600万分の1”だそう。本作はその600万個にひとつの奇跡のお弁当から生まれた物語。

都会の喧騒の片隅で孤独を抱えた男女の偶然の邂逅とときめきを繊細に紡いでゆく。まだ見ぬ相手に綴られる人生の本質を言い得た慈愛あふれる言葉の数々は、観る者にじんわりと染み入り、やがて感動を呼ぶ。2013年カンヌ国際映画祭・批評家週間の観客賞を受賞した話題作が、ついに日本公開!

<600万個にひとつ>まだ見ぬ あなたへ……

ムンバイ、お昼時。ダッバーワーラー(弁当配達人)がオフィス街で慌ただしく複数の弁当箱を配って歩く。その中の、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕をふるった4段重ねのお弁当が、なぜか早期退職を控えた男やもめのサージャンの基に届けられた。

神様の悪戯か、天の啓示か。偶然の誤配送がめぐり逢わせた女と男。イラは空っぽの弁当箱に歓び、サージャンは手料理の味に驚きを覚える。だが夫の反応はいつもと同じ。不審に思ったイラは翌日のお弁当に手紙を忍ばせる……。

『めぐり逢わせのお弁当』
2014年夏、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!
http://www.lunchbox-movie.jp/

監督・脚本:リテーシュ・バトラ(長編初監督作品)
出演:イルファーン・カーン、ニムラト・カウル、ナワーズッディーン・シッディーキー
2013年/インド=フランス=ドイツ/1時間45分/英語、ヒンディー語/
原題:Dabba/
英題:THE LUNCHBOX/字幕:稲田嵯裕里
後援:インド大使館
提供:東宝、ロングライド
配給:ロングライド
© AKFPL, ARTE France Cinéma, ASAP Films, Dar Motion Pictures, NFDC, Rohfilm—2013