毎日野菜を摂りたい人に。世界のVIPを虜にしたレシピでサラダをいただく

フランスの三ツ星レストランで
総シェフ代理となった日本人女性

世界で活躍する日本人は数多くいますが、フランス料理の世界にも、本場の職人をうならせた女性シェフがいらっしゃいました。

狐野扶実子さんは、フランス・パリの三ツ星レストラン、「アルページュ」の総シェフ代理という経歴を持ち、現在は、世界中のVIPの顧客を持つ出張料理人、パリの老舗フォションのデイレクターとして活躍中です。

三ツ星レストラン「アルページュ」では、掃除係からスタートし、デザート、前菜、野菜、魚……と、キャリアを重ねてきた狐野さんが、総シェフ代理に上り詰めるまでわずか3年。天性の才能はもちろんですが、狐野さんの料理に対する努力と機転と細やかな気遣いが、世界のセレブに指名され、愛される理由かもしれません。

そんな狐野さんの初著書となるのが、『まいにち、サラダ』。
野菜の知識が豊富で、野菜の料理を最も得意とする狐野さんによるレシピは、もやし、ポテトチップ、塩昆布とスーパーで手に入るような身近な食材を使い、これぞ三ツ星!と絶賛したくなるような洗練された野菜の盛り付け、もちろんお味も、毎日つくりたくなるようなラインナップです。

1、おつまみサラダ
晩酌に、ときには集いの場に。お酒とよく合う手軽に作れる19品。

2、前菜サラダ
軽やかに、見た目も美しく。次に続くメインが楽しみになる、前菜22品。

3、主菜サラダ
ボリュームたっぷりの食べ応えある24品。ひと皿で満足感があるサラダ。

4、もう一品サラダ
食卓のアクセントに、献立に一品プラスしたいときに。さっと作れるシンプルな22品。

5、フルーツサラダ
食事の後に、昼下がりのティータイムにも。果物の新たな魅力が見つかる14品。

「野菜大好き!」という女性のハートを掴んで、実際に作りたくなるメニューの数々。
今晩の夕食は、三ツ星気分で、野菜をたっぷり摂ってみてはいかがでしょう?

<狐野扶実子さんプロフィール>
1969年東京生まれ。1997年にパリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業後、三ツ星レストラン「アルページュ」にてスタージュ(研修)を開始。オーナーシェフのアラン・パッサール氏に師事。退職後は、パリを拠点とする出張料理人として独立。素材を生かした繊細かつエレガントな料理はすぐに話題となりシラク元大統領夫人をはじめロンドンやスイス、中東や北米など世界中のVIPから招かれ注目を集める。2005年には、パリの老舗「フォション」のエグゼクティブシェフに就任。現在は東京を拠点に、フランスの料理学校「エコール・ド・キュイジーヌ・アラン・デュカス」で非常勤講師を務める一方、パリのギャラリーラファイエット百貨店屋上の「ラ・テラス」などをはじめとするレストランのメニューや、国際線ファーストクラス・ビジネスクラスの機内食、食品メーカーのレシピ開発など、料理プロデューサーとして活躍している。

『まいにち、サラダ』(世界文化社)1,600円(税別)