エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.38~好奇心と学習スピード(寛子編)

興味のある動物のベビーサインをどんどん覚える

赤ちゃんが生まれる前の胎話、そして生まれてからのコミュニケーションをとる上で意識してきたことを、シリーズで紹介しています。
娘の小葉(このは)も満一歳を迎え、大人の真似することが増え、物事の良し悪しも分かって行動しています。
歩き出してからますます色々なことを吸収する様子に、いつも驚かされます。

今回も<ベビーサイン>、赤ちゃんと手話やジェスチャーでお話する育児法の体験を元に、赤ちゃんとのコミュニケーションについて紹介しますね。

最近は毎日新しいサインを覚えて使うようになり、こちらがそれと分かるサインも55種類ほどになりました。今後まだまだ増えるのかと思うととても楽しみです。
そして、覚えて使うようになるサインは、見せる期間や頻度に関係ないことに気付きました。

動物を例にすると、最初に覚えた動物のサインは「猫」、次に「犬」でした。どちらもペットとしても身近な動物ですから触れ合う機会も多く、ある日から実物だけではなく、ぬいぐるみや絵・写真でも見るたびに「猫」「犬」のサインを出すようになりました。
それからベビー用品の買い物に行くと、店頭に並んでいる熊のぬいぐるみを見て「猫」のサインを出していました。
「これは猫に似ているけどね、熊なのよ。」と、熊の耳を表わすサインを見せながら説明しました。
それから家に帰っても、熊のぬいぐるみを見るたびに「猫」のサインを出していたのですが、「これは熊よ。」と教えていました。

そして次の日、プレゼントに買って貰ったくまのプーさんグッズを指さして「熊」のサインをしてたのです。買ってもらったことがとても嬉しいと言わんばかりに、笑顔で両手を頭の上でグーにして「熊」のサインを出していたのです。
それまでは私がくまのプーさん好きということもあり、何ヶ月も前からプーさんを見せる時は「熊」のサインを見せていたのです。しかし、本人が「あれは猫なの?」と、好奇心を持ったタイミングで直ぐに覚えたのです。

最近は絵本も楽しいようで、選んだ絵本を持ってきて「本」のサインを出し「この絵本を読んで欲しい!」と伝えてきます。
絵本にはたくさんの動物が出てくるので、その動物のサインを見せながら読みきかせをしています。ベビーサイン教室で使った教材でもよく出てきた動物は、「ぞう」「キリン」「ライオン」「トラ」「シマウマ」「ゴリラ」「サル」「うさぎ」など、動物園でも絵本のキャラクターでも、定番のものばかり。

 

しかし動物園シリーズの絵本を見ていて小葉が真っ先に興味を示したのは、「カバ」でした。
一度教室で「カバ」のサインを習ったきり、一度も家で見せる機会はありませんでした。しかし、その絵本の中でカバのページを見てとても嬉しそうにしているので「カバ」のサインを見せると、直ぐに真似をして覚えてしまいました。それからは、その絵本では「カバ」のページを見ると満足してサインを出します。

動物園で一般的な「ライオン」「シマウマ」「キリン」「トラ」などのサインの方を、それまで何度も絵本で見せていました。親としてもその方が喜ぶのではと思っていましたが、まだその動物たちに興味を持ってサインを出すことはありません。見事に期待を裏切られたのです。

好奇心を持ったものに対して、驚くほどの学習スピードや集中力を発揮する

これは動物の例でしたが、食べ物や身の回りのものにしても、興味を持ったものからどんどん覚えていきます。

ベビーサイン教室でサインを覚えて貰うコツとして教わったことを思い出しました。
欲しいものが得られる(おっぱい、ご飯、飲み物、もっと欲しい など)は、早いうちから覚えて使っていました。
「ベビーサインを使うと、こんなに良いことがある!」「ベビーサインって、楽しい!」
と赤ちゃんが実感すると積極的に使うようになるという話でした。
確かに、使い始めは自分の要求をサインで伝えてしました。

そして今は、次の段階のようです。
色々なものに好奇心いっぱい。楽しいことを共有するためのサイン。
目に映る、耳に聞こえる興味あるものは、片っ端からベビーサインで伝えてきます。

「今、外で鳥が鳴いているよ!」
「あそこのお店の前に熊のぬいぐるみがあったのに、今はないね」
「このポスターに、赤ちゃんがいるね」
「お着替え(洋服)が干してあるね」

そしてこの時、以前紹介した「共感」を示すコミュニケーションが大切です。
「ホントだ、鳥さん綺麗な声だね」
「熊さん、片付けられちゃったのね。大きなぬいぐるみがあったのにね」
など。

自分の要求を伝え始めた頃に比べ、好奇心の向くものを表現するようになってから、サインを覚えるスピードが飛躍的に速くなりました。

「好奇心を持ったものに対して、人は驚くほどの学習スピードや集中力を発揮する」ということについて、以前興味をもった教育について、次回の寛子編にて紹介したいと思います。