やりがいある仕事・優しい恋人・可愛いペット~私にとって本当に大切なものは何?『一分間だけ』

やりがいある仕事・優しい恋人・可愛いペット~私にとって本当に大切なものは何?『一分間だけ』

今年 台湾で最も“泣ける”と注目の感動作
多くの女性達が涙した原田マハの感動小説、台湾で映画化

台湾でも多くのファンに愛されている原田マハのベストセラー小説「一分間だけ」を、台湾のスタッフ・キャストにより映画化した日台合作作品。原田マハ原作としては、『カフーを待ちわびて』『ランウェイ☆ビート』に続いて3作目の映画化となる。映画は、仕事が生きがいの女性と、彼女を献身的に支える同棲中の彼氏と、主人の帰りを待ち続ける愛犬との切ない感動の物語。

小説が台湾でも発売され「泣いた」「共感できる」と話題に。本作は『グリーン・デスティニー』『ブロークバック・マウンテン』などでアカデミー賞に輝いたアン・リー監督の弟であるガン・リーが台湾で翻訳された本書に魅せられ、映画化に向けて動いたもの。日本のbeachwalkers.の吉田正大が製作総指揮としてタッグを組み、ガン・リーと台湾で映画製作会社を設立。本作が日台合作1本目となる。日本と台湾の、「ものづくり」にかける人々の思いがつながり、日台合作が実現した。

メガホンをとったのは、台湾の新鋭女性監督チェン・フイリン。単発ドラマや社会派ドラマで台湾のエミー賞と言われるゴールデン・ベル・アワードで数々の賞を受賞、2010年のドラマ「秋のコンチェルト」ではきめ細やかな演出で感涙を絞り、記録的な高視聴率を獲得した。台湾ではドラマで成功すると映画界へ進出する監督が多く、チェン・フイリンもまたその例に漏れない。新鋭女性監督として注目が集まる中、本作が映画初監督作品となる。

何があっても忘れないよ、リラと過ごした幸せな瞬間──
だから神様、あともう少しだけ時間をください

ファッション雑誌編集者のワンチェン(チャン・チュンニン)は、仕事には厳しいが憧れの編集長のもとでやり甲斐のある仕事に就き、在宅ワークのコピーライターである恋人ハオジエ(ピーター・ホー)と同棲中。ハオジエはワンチェンのためにおいしい料理を作って待っていてくれ、仕事も恋も順調な日々だ。

ある日ワンチェンは取材で訪れたペットショップで一匹のゴールデンレトリバーと出会う。ふと手をやるとそこに犬の手が……いままでに味わったことのない感情がわき上がるワンチェンは、店員から大きくなって売れなくなり殺処分を目前にしたこの犬リラを飼って欲しいと頼まれる。目の回るような忙しさの中、家事はほとんど恋人にやってもらっているのに犬の世話ができるのか……迷ったあげく、ハオジエの同意も得て飼うことに。そしてリラとの生活の為に、郊外の広い家に引越すことにもなった。

そんな折りに、日本とのプロジェクトで留守がちになる編集長から大きな仕事を任され昇格したワンチェンは、嬉々として取り組む。ハオジエとリラと一緒に出かけるたまの休日も、携帯での仕事のやりとりに余念がない。そして慣れないリラとの共同生活でストレスが溜まり、ついリラやハオジエにまで当たってしまうワンチェン。

二人の間の見えない溝は次第に深まり、ついにハオジエが同居を解消。別れる条件としてリラの面倒をみることを彼に頼み、出て行くのを見送ったのだが、リラは車から飛び出してワンチェンのもとへ一目散に走り出す。自分のところへ返ってきたリラを抱き留めるワンチェン、”もう離れられない、一人でやってみよう”と決意する。

辣腕編集長が取り組んだ日本との大きなプロジェクト、日本人の有名デザイナーと日本人モデル(池端レイナ)のファッションショーの開幕も間近になり、準備に没頭する副編集長のワンチェンはトラブル続きで目の回るような忙しさだ。以前は傲慢だと思っていた営業担当のリーシャン(ディン・チュンチェン)が今では頼りになる存在となり、彼のサポートで何とか乗り切っている。

しかしハオジエが出て行った今、リラには自分しかいない、仕事を残して帰らなければならない…そのジレンマでリラとの生活が重く感じ始めた時、リラが重い病に侵されていることに気づく。医師からの宣告を受け呆然とするワンチェン。恋人が去り、大切なリラもいなくなってしまうかも知れない…ワンチェンは仕事に夢中になる日々の中で、次第に大切なものを見失っていたのだった。そして、ワンチェンはある決意をする…。

『一分間だけ』
5月31日より新宿バルト9他全国ロードショー
http://rira-movie.jp/

配給:ティ・ジョイ
製作総指揮:吉田正大、ガン・リー 監督:チェン・フイリン
出演:ピーター・ホー、チャン・チュンニン、池端レイナ 
日本上映版主題歌:住岡梨奈「一分間だけ」Ki/oon Music
2014年/日本・台湾/配給:ティ・ジョイ 112分
(C)2014映画「一分間だけ」