恋愛頭脳戦〜「この男性との愛を長続きさせたい」そう思った時にあなたがすべきこと

長続きする愛に必要なのは情熱と思いやり

穏やかで永遠に続く相思相愛は、理想的な恋愛ですよね。そんな恋愛に恵まれたのなら、ラッキーだと思ったほうが良いでしょう。しかし、世の中そのような愛ばかりではありません。逆に強く願っていてもなかなか成就しないのが、愛の醍醐味でもあります。美しい心の嵐とでも言いましょうか。

「好きな人の前で赤面」「心臓の鼓動が相手に伝わりそう」。そんな頭がのぼせるような想いや胸が締め付けられるような想いは、多くの方々が過去に経験されているかと思います。奈落の底に没むような想いの中に、輝く希望を見いだせることが、まさしく愛の価値といえるでしょう。全てを投げうってでも成就したい。そんな切ない愛は、女性を更に美しく磨きあげます。

男性は、そんな女性の切実な想いを敏感に感じ取ります。そこに容姿や体裁は関係ありません。人の好みは千差万別ですし、必ずしも一般的な美人が意中の男性と成就するとは限らないからです。多少の努力は必要ですが、容姿よりもっと大切なのは、相手に対する想いやりや最後まで添い遂げようとする情熱です。もちろん直感の一目惚れもあるでしょう。そんな熱い想いが、やがて二人の関係を近づけることになります。それが運命の人です。

恋愛にも頭脳は必要です

しかし情熱だけの愛では長続きしません。極端に言えば、最初だけなら女性は“顔を赤らめ頷くだけ”で、男性から好意を持たれるものなのです。そこで男性の想いをさらに燃え上がらせるには、ある程度したたかな心の抑制が必要だということを、よく考えなくてはなりません。恋愛に(セックスにも)頭脳は必要です。今回はその一部をお伝えしますね。少しでもお役に立てれば幸いです。

男女共に、自分とは異なるものを追いかけるのは、自然淘汰を免れるための生物の本能ですよね。ですから、その本能に働きかけて、異性の追いかけたい本能を引き出すことを得意(あるいは好き)とすれば、かなり高い確率で男性を虜にできるでしょう

その方法は、まずは気を持たせながら本心を言わないこと。すなわち相手の想いをかわしながら自分の想いの焦点をずらして伝えることです。ちなみにほとんどの男性は繊細ですから、嫌っているような雰囲気を出してはいけません。まずは口数を減らし、メールの返信は極力短く、相手には何を考えているのかわからないようにして、徐々に不安感や自尊心を煽ってみることです。なぜ不安感や自尊心を煽ると長続きするのか不思議ですよね。その危機感はこのままではいけないという焦りに変わり、どうすればこの”危機”を解消できるのか、男性は考え始めます。それが習慣化されると、やがて生存本能に結びつき、高い確率で四六時中あなたのことを考えるようになるのです

途中、相手が飽き飽きするほど押したり引いたりして気持ちを探る行為や、すぐに答えを求めて焦る行為は禁物です。また逆に、なんでもかんでも反対したり、誘いを断ってはいけません。断られるかどうかの、静かでありながら瀬戸際の思いが相手を燃え上がらせます。

誘いを受けたら返事をしばらく待ってもらい、なるべく簡潔に返答しましょう。そのハラハラ・ドキドキ感が徐々に浸透し、あなたのなるようになるという自信が相手の心を虜にするのです。

中途半端な気持ちには落とし穴

ただし、追いかけられるのは気分が良いから虜にしたいと思って、中途半端に好きな異性にこの頭脳戦を挑んではいけないことを念頭に置かなければなりません。なぜなら相手が本気になりすぎてストーカーになったり、嫌がらせをしてきたりする可能性があるからです。そうなると、あなたが嫌がれば嫌がるほど相手は追いかけてきます。相手にとっては“こんないい加減な女”にフラレるのが許せなくなってくるのです。

ふとしたきっかけで異性に巡り合い、胸を焦がすような愛に包まれると、それは生きる歓びそのものに変わることでしょう。本当に愛しているかどうかを自問自答し、中途半端な愛とわかれば執着せずに捨てたほうが良いでしょう。そして、本当にその人を手に入れたければ、愛にあぐらをかかずに上記のような駆け引きに重点を置いてみましょう。

「そうは言っても、つい追いかけて逃げられてしまう」
ここで逃げられる人に問うてみます。彼の気持ちに合わせて自分の想いを抑えられないあなたは、本当に彼のことが好きですか?もしかして心の奥底でフラれたいと思っていませんか?彼ではなく彼が持っているものが欲しいのではないですか?理屈ではなく魂が拒否しているのではないですか?

本当に好きなら相手の気持ちをよく理解して我慢し、冷静に対処すべきです。相手の気持ちが冷めるまで追いかけてはいけません。衝動を抑えた駆け引きが、重要な愛の戦力になるのです。

もちろんこんな作戦を使わなくても最初から最後まで永遠に相思相愛であることが望ましいですが、それは宝くじなみの幸運です。そういう関係の人がいらっしゃるのなら、本当にラッキーだと、わたくしは思います。

恋愛頭脳戦なんて言ってはいるものの、本心では駆け引きなしの穏やかな愛に包み包まれることを夢みて、いつまでも磨きをかけたいものですよね。
昨今花の命は長くなりました。深く瑞々しい魂の愛を見つけるまで、一緒に愉しんでいきましょう。