心の平和は、優しさと思いやりによって気づくことができる。ダライ・ラマ法王講演レポート

ダライ・ラマ法王 2013年 来日講演会レポート PART.12
心の平和は、優しさと思いやりによって気づくことができる。ダライ・ラマ法王講演レポート

どんなに裕福な家庭でも
お互いが不信感を持っていると…

「そこで常識を用いて考えてみていただきたいのは、たとえば皆様方の隣人のことを考えてみてください。その方が非常に裕福で、たとえ億万長者であって、すばらしい家と家具に囲まれて幸せそうに見える生活を送っていたとしても、どんなに優れた車を持っていたとしても、もしその家族のなかにお互いに嫉妬する気持ちや、あるいは過度の競争心だったり、お互いが不信感を持っていたりすると、どんなに裕福な状況のなかで暮らしても、その家族の人たちというものは決して幸せではないということを私たちはすぐに感じ取ることができるわけです。
どんなに表面的にお互いが仲良く暮らしているように繕ったとしても、その家族を訪問した場合、私たちはそれをすぐに、その家族をなかから感じ取ることができます。
ですからこのように裕福な人たちに会うと、どのような裕福な暮らしをしてもとても不幸な人がいるということを皆さんもおそらくご存知なのではないでしょうか。
それは何故そのようなことに陥ってしまうのかといいますと、それぞれの家族の心に内なる平和がないからであると考えられます。
しかしその逆に、たとえ貧乏であっても、お互いを思いやる気持ちを持っている家族に囲まれている場合、どんなに貧乏でも、その家族は幸せな家族ということができます。
私たちはこの常識をもってよく他の人たちのことを観察してみるならば、人の持っているこの愛情というものこそ、私たち自身の心に幸せを与えてくれる必要不可欠な条件であるということを理解することができると思います」

愛情がなければ、お金や物では
心の平和は得られない

「ですから、愛情がなければたとえどれほど裕福でも幸せを得ることができない、ということが科学的にも証明されているわけなんです。このように科学的な分析というものを私たち自身がしてみるならば、幸せな人生を得るためにはお金や物をどれだけ持っていても心の平和を得ることはできないということを確信することができるわけです。
つまり心の平和というものは、私たち自身が持っているやさしさと思いやりによって気づくことができるものです」

So therefore if you use common sense, your neighbor, some neighbor may be very rich, maybe their house, furniture and life style are very luxury and have good car. But if the family, due to jealousy, due to extreme sense of competition, you see distrust in the same family member. So even the same family member tried to mend to trust each other, because of due to lack of affection, even a visitor goes there, at once, you can feel something negative going on.

I have some experience seeing very wealthy family, personally. They are very rich, but as a person, very unhappy person. So their wealth fail to bring inner peace is very clear.

So therefore if you look neighbors, some of them might be wealthy, others may be poor. But poor with affection, that family are very happy family. So use our sense watching…. You know human affection is so important for happy family.

If there is no affection, even how rich they are, there is no happy life. This is scientifically already mentioned. So therefore, if you think these sorts of things, analyze things, and then we can develop compassion in order to achieve happy life.
Not money, really here 〔pointing to His Holiness’s own heart〕 inner peace.

~PART.13に続く~

(2013年11月25日 東京ダライ・ラマ法王来日講演「日常の中で活かす仏教の智慧~ダライ・ラマ法王と語ろう~」より。※英文はダライ・ラマ法王がご講演で話された内容そのままを転載。)
取材協力:ダライ・ラマ日本代表部事務所 http://www.tibethouse.jp/

ダライ・ラマ法王14世(His Holiness the 14th Dalai Lama)
1935年チベット東北部にあるタクツェルという村落に生まれる。2歳の時、ダライ・ラマ13世の生まれ変わりと認められ、15歳で政治・宗教両面の国家最高指導者となる。1959年に亡命し、インドのダラムサラに亡命政権を樹立。チベット問題の平和的解決を訴え続け、1989年ノーベル平和賞受賞。2011年8月には政治的地位を主席大臣のロブサン・センゲ氏に委譲。78歳となった今もチベット人をはじめ世界の多くの人々の精神的指導者として活躍している。

 

<information>
ダライ・ラマ法王来日法話「空と慈悲の教え」

◆日時:2014年4月17日(木)
[午前の部] 10:00~12:00(開場:9:00)
[午後の部] 13:30~15:30(開場:12:30)

◆場所:ホテルオークラ東京 平安の間 本館1階

◆セッション入場料(全席指定:午前の部、午後の部通しのチケットとなります)
A席:10,000円 B席:6,000円

※ぴあ、ローソンチケットにて発売中
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