共同体の一員として、共に一緒に生きるということ。ダライ・ラマ法王講演レポート

ダライ・ラマ法王 2013年 来日講演会レポート PART.11
共同体の一員として、共に一緒に生きるということ。ダライ・ラマ法王講演レポート

他者への思いやりがある時
私たちはより健康な状態を維持できる

「そして、先ほども申し上げましたけれども、持続的な怒りや不安が私たちの心に存在しているとき、それは私たちの健康を害することになってしまいます。そして私たちの心に他の人たちに対する優しさと思いやりがあるとき、私たちはより健康な状態を維持することができます。
つまり、私たちの肉体的な状態というものは心の状態に依存して決められてくる、ということがいえると思います。私たちは社会生活を営んで生きていくことのできる動物となっているわけです。つまり、自分一人で生きのびていくことはできないわけであり、これは何人もの仲間たちと暮らしている動物たちでもまったく同じであり、彼らも自分はその共同体の一員だという認識を持っているといわれています」

生き永らえるために
本来的に他者の存在が必要

「そのような周りの人たちに対するケアをする気持ち、愛情というものは宗教的な信心から生まれてくるのではありません。共に一緒に生きているということ、そして自分自身の生命を生き永らえていくために他者の存在が本来的に必要とされているからであるわけです。しかし私たちの、人間の脳というのは非常にスマートなものであるわけですから、このようなことをまったく気にせず、社会の人はどうでもよい、自分さえよければいいという考え方にも陥ってしまう危険が常にあるわけです」

Then as I mentioned already, constant anger, fear is very bad for our health. Calm mind, affectionate mind is very good for our health.

So this body element goes well with peaceful mind. This body element will not go well with anger. That is because we are social animal. Even other animals who live, survive with group; they have some sense of community there.

So that is not something come from religious teaching, but very nature of something to be together, main factor of survival.

We are also basically social. But sometimes our brain is so smart, don’t care for other community.

~PART.12に続く~

(2013年11月25日 東京ダライ・ラマ法王来日講演「日常の中で活かす仏教の智慧~ダライ・ラマ法王と語ろう~」より。※英文はダライ・ラマ法王がご講演で話された内容そのままを転載。)
取材協力:ダライ・ラマ日本代表部事務所 http://www.tibethouse.jp/

ダライ・ラマ法王14世(His Holiness the 14th Dalai Lama)
1935年チベット東北部にあるタクツェルという村落に生まれる。2歳の時、ダライ・ラマ13世の生まれ変わりと認められ、15歳で政治・宗教両面の国家最高指導者となる。1959年に亡命し、インドのダラムサラに亡命政権を樹立。チベット問題の平和的解決を訴え続け、1989年ノーベル平和賞受賞。2011年8月には政治的地位を主席大臣のロブサン・センゲ氏に委譲。78歳となった今もチベット人をはじめ世界の多くの人々の精神的指導者として活躍している。

<information>
ダライ・ラマ法王来日法話「空と慈悲の教え」

◆日時:2014年4月17日(木)
[午前の部] 10:00~12:00(開場:9:00)
[午後の部] 13:30~15:30(開場:12:30)

◆場所:ホテルオークラ東京 平安の間 本館1階

◆セッション入場料(全席指定:午前の部、午後の部通しのチケットとなります)
A席:10,000円 B席:6,000円

※ぴあ、ローソンチケットにて発売中
詳しくはコチラ>>