成功のきっかけはどこにある!?『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

ボブ・ディランが憧れた一人の偉大なミュージシャン
デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録を作品化!

☆カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
☆全米映画批評家協会賞〈作品〉〈監督〉〈主演男優〉〈撮影〉4部門受賞
☆本年度アカデミー賞2部門<撮影賞><録音賞>ノミネート

これまでアカデミー賞に延べ31回ノミネートされ『ファーゴ』(96)2部門、『ノーカントリー』(07)4部門計6部門の受賞を誇るアカデミー賞常連のコーエン兄弟。そんな彼らの最新作は、2013年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、その年のバラエティ紙、ニューヨーク・タイムズ紙をはじめ数多くの新聞・雑誌で“THE BEST PICTURE OF THE YEAR”に選出され、大絶賛の嵐を巻き起こした『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』。

舞台は1961年のNY。60年代初頭、一部の若者たちの間でフォーク・シーンを下支えしたミュージシャンの一人であり、「彼なしにはボブ・ディランの成功はなかった」と言われるほどボブ・ディランが憧れたミュージシャン「デイヴ・ヴァン・ロンク」の回想録を元に、コーエン兄弟が自由に脚色。

人々を魅了する歌声を持ちひたむきに生きて歌い続けながらも、歌の世界でなかなか芽が出ないシンガー、ルーウィン・デイヴィスのとことんツキに見放されて情けなくどうしようもない1週間は、NYだけでなくその後日本を含む世界中の音楽シーンに影響を与え、フォークソングの新時代を築くこととなるボブ・ディランの誕生と、一瞬時を重ね、またすれ違っていく。そんな時代のはざまに生きた男の哀愁とその運命の皮肉。この情けない男の1週間は、実は「一つの音楽の時代が切り替わる瞬間」への立会いなのだ。移り行く時代を鮮やかに切り取ったラストは、観客に深い余韻を残し、忘れられない瞬間となるだろう。

累計60万部突破の人気漫画の映画化は
ストレートに胸にきます!

「ルーウィン・デイヴィスの演奏シーンは、アフレコではなくライブ撮影する」コーエン兄弟は最初からそう決めていた。そのため、最初はミュージシャンに演じてもらおうとオーディションを始めたものの、歌唱力と演技力を併せ持つ人には出逢えなかった。そこで今度は役者のオーディションを始めたところ、コーエン兄弟はオスカー・アイザックという逸材と出逢うこととなる。『ドライヴ』では、服役を終えてキャリー・マリガン演じる妻の元に戻ってくる夫を演じて圧倒的な存在感を放ち、一気に人気を集めた彼だ。

12歳のころからギターを弾き作曲もしていたというオスカー・アイザックは、ジュリアード音楽院出身であり、本作の演奏シーンを全て編集なしのライブ収録で挑み、見事なギタープレイと歌声を披露。コーエン兄弟を唸らせた。

そしてこの度、そのコーエン兄弟に見出されたオスカー・アイザックの初主演映画にして、初来日が決定!奇しくも、ボブ・ディランが本日3/31より4/23まで来日を予定し、まさにその「ボブ・ディランが憧れたミュージシャンたち」を演じたオスカー・アイザックが入れ違いで日本へやってくる。今回、「祝!オスカー・アイザック初来日!&祝!ボブ・ディラン来日公演!」として、オスカー・アイザック演じるルーウィン・デイヴィスの奇跡の歌声を視聴できる本編映像も解禁となった。映画ファンにも、そしてボブ・ディランファンにも是非、堪能いただきたい珠玉のシーンだ。オスカー・アイザックは来日時に開催されるジャパンプレミアでその歌声を披露してくれる予定ということで、今から彼の来日が楽しみだ。

ミュージシャンとしての成功を模索する日々
人生を見つめ直す旅がきっかけになる

1961年、NY、グリニッジ・ヴィレッジ。シンガーのルーウィンは最近何をやっても裏目に出てばかりだった。レコードはまったく売れず、知り合いの家をと歩く日々。うっかり手をだしてしまった女友達からは妊娠したと告げられる。そんなトラブル続きの日常から逃げ出すように、自らを売り込みにシカゴのライブハウスへ向かう。それは人生を見つめ直す旅のはじまりだった。

 

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
監督・脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
音楽:T・ボーン・バーネット
出演:オスカー・アイザック、キャリー・ マリガン、ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド、ジャスティン・ティンバーレイク
2013/アメリカ/104分/ Photo by Alison Rosa ©2012 Long Strange Trip LLC
提供:東宝、ロングライド
配給:ロングライド宣伝:クラシック