「何故子供が欲しいのか?」~私が流産から学んだこと~

何故子供が欲しくなるのか?

There is always the greatest Breakdown before the greatest Breakthrough.
(最大のブレークスルーの前には最大のブレークダウンがある)

~私が流産から学んだ事 ~

こんにちは。エネルギーコンサルタントの田嶋洋子です。
今回は「最大のブレークスルーの前には最大のブレークダウンがある」という事について、自分の経験を通してお話ししたいと思います。
人は、何故子どもが欲しくなるのでしょうか?
子どものいる生活が楽しそうだから? 子孫を残す義務? ただ単に生殖という本能なのでしょうか?色んな意見が出てきそうですよね。時には子どもを欲しくないという意見もあると思います。

私は6年前に息子を、そして4年前に娘を出産しました。彼らの存在は非常に嬉しかったのですが、もう一人どうしても必要だと常に思っていました。
そして今から丁度2年前の春に、恵まれた様なタイミングで妊娠しました。
ところが7週目に入った時に急激な腹痛が襲い、慌てて病院に駆け込みました。医師や看護師の助けもむなしく「正常な妊娠でなかったための流産」だと告げられました。
あの時は、お腹が痛くて、怖くて、悲しくて……。「なぜこんな事に?」とただただ自分の身に起こっている事が信じられず、絶望感を感じながら数日間泣いて過ごしました。

子どもを産みたい願望の下にあったのは……

一か月が過ぎ、私は母校であるトランスパーソナル・エネルギー研究所の校長で数書の著作を持つ恩師Laura Fine にコンサルトをしてもらう為に会いに行きました。
そしてそれまでのいきさつを打ち明けたところで彼女が質問してきました。
「ねぇ、洋子は何故子どもが欲しいの?」

彼女に自分の家系が子どもに恵まれている家系であり、自分自身も3人兄弟や大勢の従兄弟たちの中で育ったこと、6 人兄弟の中で育った父親が兄弟は多い方がいいと話してくること、そして自分の子ども達には従兄弟がいない状況であることと、日本から離れたここアメリカで助け合える兄弟をせめて3人は必要と思ったということなどを、当たり前のことの様にすらすらと語りました。
するとローラは、「そうなのね。でもね、あなたの身体が何故かその言葉を拒否しているわ。
そしてその考えが好きではないと言っている」と穏やかにまっすぐ話しかけてきました。
彼女にそう言われた瞬間、私はその自分が話している「子供の欲しい理由」がまったく前向きではないし、本望でもないことに気付きました。

そしてその時自分の「心の声」と、「頭で考えることと」、「身体の声」がそれぞれ統合されずに、バランスが崩れていた事に気が付いたのです。子どもが欲しいと湧き出てくる気持ちではなく「母親として当然」という強い義務感を自分に押し付けていたのです。
私はありのままの気持ちをローラに伝えました。

「ローラ、私本当は今からまた出産、子育てという方向に向かっていくよりも、早くこの自分の大好きな仕事がもっとしたいの!その気持ちはもう一人子どもを得たいという気持ちよりもずっとずっと強いの」と。
するとローラは「そうね。洋子にはもう一人の赤ちゃんに生を授ける代わりに、この世に既に存在している何千、何万人という人々を活き活きと生活していけるように助けるという選択肢もあるのだからね」と、言葉を添えてくれました。

流座という試練が与えてくれたもの

この日、私は今自分にすでに目の前に居る、愛する夫と子ども達をこれまで以上に大切にすることと、もう一つの使命である「人の人生をお手伝いする」という仕事をまっとうする、という二つの情熱を認識することが出来るようになりました。

魂が宿る事はなかったけれども、天から舞い降りてきてくれた使いが私に大きなメッセージを届けてくれた事を、そして今も側にあるその存在を、心から感謝しています。
以上の出来事が起こってからというもの、驚くほどのスピードで私の環境や状況が次々と変容し、私をこれまでとは全く異なる新しい世界へと導いてくれました。

アメリカで活躍する、世の中に対しての高い目的意識や愛情を持つ数多くの人々と出会い、エネルギーコンサルタントとして、今までと違うレベルでの仕事をこなすようになり、誰もが知る有名な企業や起業家からコンサルタントとしての仕事を頂くようにまでなりました。

私はただ夢中で大好きな仕事に集中していきました。
子ども達が寝た後の限られた時間などを有効に使い、あの経験を決して無駄にしてはならないと、今起こっているこの大きな波に乗り、使命を全うしていこうと思います。
今までも生きていく上で、もちろん色々と辛い事もあり、数え切れないほどのブレークダウンとブレークスルーを経験してきました。

そして、今回流産という大きな試練から学んだことから、改めて身の回りに存在するものに感謝し、以前よりもずっと自分らしくありのままで生きることに繋がったのです。
どんな辛く悲しい境遇になっても状況から目をそらさず、自分の心や身体と対話することによってその状況がもたらすメッセージを読み取ることができます。そして、最大のブレークダウンから最大のブレークスルーに変えていけるのです。
さて、あなたはどうでしょう?今、生きていく上で、仕事の上で、なにか大きな悩みや障害を感じていませんか?そしてその辛い状況の奥に光っている宝石を見つけ出してみませんか?