新年度をより有意義に過ごす方法~環境を自分自身に合うようにカスタマイズする~

ようやく暖かい季節になって来ました。外に出るとピンク色のお花がチラホラと見られるようになってきましたね。
いよいよ本格的な春ですね。春は花粉症以外はとても清々しい季節ですね。気分も一新して、さわやかに新年度をスタート。いよいよ今年も本格的に動き出すぞという気持ちになって来ますよね。

新年度といえば環境の変化の季節でもあります。学生さんなら学年が上がる。クラス替えがある。進学するなどですね。社会人でしたら、もしかしたら部署異動や転勤などもあるかもしれません。

新しい気持ちで新しい何かをスタートするのはとてもすばらしいことですよね。せっかくの新しいスタートなので、今からいう事をぜひ意識してみて下さい。出だしは大事です。

 

環境の変化はストレスになる?

案外気づかないですが、ストレスって環境の変化が結構影響しています。たとえば、人間関係が変わったとか、居住地が変わったとかです。もちろん良い面もたくさんありますが、変化になれるまでに私たちは知らず知らずにたくさんのストレスを受けるのです。

心のメカニズムについて少しお話します。私たち人間は変化を恐れる傾向があるのです。その理由についてですが、まずは変化という概念について考えてみましょう。変化。つまり、「今とは違う新しい何かが起る」ということですよね。重要な点は「新しい何か」です。私たちはこの「新しい何か」を恐れるのです。もっというと、経験した事の無い何らかのリスクを恐れてしまうのです

現時点での環境ならパターン化されていますので、それが理想的な環境とは言えなかったとしても、リスクもある程度予測できるので安心するのです。回避できないリスクに当然ストレスを感じますが、少なくともそれが原因で命を落とす事は無いとわかれば、それだけで安心というか、それ以上危険のある変化は遠慮したくなってしまうのです。

「新しい担任の先生が怖い人だったらどうしよう」「昇進したのは良いけれど、部下が言う事を聞かなかったらどうしよう」…。そんな未来に進んでしまうよりは現状の方がマシかもしれない。そんな気持ちになってしまうのです。

強引に新しいスタートを切ったために翌月にはパワーダウンして『五月病』になってしまった、なんてなりたくありません。

 

環境の変化は希望への扉

とはいえ、4月という新しいスタートは、その殻を破って新しい可能性に一歩踏み出せる重要な時期でもあります。確かに本能的には防衛メカニズムがはたらいて新しい環境をストレスに感じてしまったりはしますが、新しいスタートには、たくさんの希望もあるということを忘れないでください。

新年度という新しい節目を良好に過ごすためには、未来に対する夢や希望を持つことが大事です。そして、身を守ることも大事です。

たとえば、今までお母さんが食事を作ってくれていたけれど、4月から独り暮らしの学生さんだったら…。コンビニ弁当や外食ばかりでは栄養のバランスが悪くなって心身にとって不健康になってしまいます。とりあえず食事すれば良いと思っていると負のスパイラルに陥ってしまいます。これを期に、少々面倒でも料理をする習慣を身につけるのも良いかもしれません。

仕事でも勉強でも人間関係でも、ここで差をつけなければと気合いを入れ過ぎるのも注意して下さい。努力が必ずしも悪いとは言いませんが、最初から全力疾走していると、すぐにバテてしまいます。人生は長期戦です。やる気があるのは素晴らしいですがパワーバランスを考えるように意識してみて下さいね。

新しい変化に疲れてしまってバタンキュー…。これも気をつけて下さい。私たちは疲れると、食事を抜いてしまったり、お風呂に入らなかったり(もしくはシャワーで済ませたり)、お布団で寝ないで床で倒れこむように寝てしまったりしがちですが、長い目で見ると、これはかなり危険です。ここだけは気を抜かず、手を抜かず将来への投資と思ってしっかり行って下さいね。

今のうちに、これらの習慣を身につける事で、あなたの一年はきっとより充実すると思いますよ。