心理セラピストが語る!『いじられキャラ』とは?~いじられるメリットを強調する人もいるけれど~

心理セラピストが語る!『いじられキャラ』とは?~いじられるメリットを強調する人もいるけれど~

あなたの傍にもいる? いじられキャラ

あなたは『いじられキャラ』という言葉を聞いた事があるでしょうか。簡単に言えばネタにされることで場の空気を楽しくする役割の人の事です。では『いじられキャラ』場の空気を楽しく変えるスキルに長けた人なのでしょうか。

まず『いじられキャラ』は単体では場の空気を楽しい方向に変える事が出来ないと言う事を思い出して下さい。『道化師』(ピエロ等の職業)は、単体でも場の空気を楽しく変えたりしますが、『いじられキャラ』は『いじる側』がいなければ成立しないのです。

ということは『いじられキャラ』というのは『漫才師』(お笑い芸人等の職業)のボケ担当の事を指すのかと言うとそれも違います。

そう考えると、場の空気を楽しくする役割だと言われても『いじられキャラ』って結局は何なのだろうと言う事になって来ます。厳密な定義はありませんが、思いつくキーワードをいくつか列挙してみます。

いじられキャラとは
・いじる側といじられる側がそろって初めて存在する
・職業ではない
・自然発生的に誕生する
・いじる側は必ずしも単数とは限らない
・本人が望んでいなくても役割として押し付けられてしまう場合が多い
・立場を逆転させる事が極めて困難である

これらの条件から考えてみると、場の空気を楽しい方向に変えると言うのは良い事かもしれませんが、必ずしも本人が望んでいるわけではなく、いつの間にか、そのような関係性が出来あがってしまい、自分の意思はあまり関係ないように思えるのです。

言われてみれば「私、いじられキャラにされやすいんだよね…」とは聞くことがあっても「俺、いじられキャラになりたい!」という人には出会った事がありません。その点から考えると、『いじられキャラ』とは「望んでなろうとは思わないポジション」なのではないかと言う事が見えてきます。もちろんそういうタイプも存在するかもしれませんが、それに関してはここでは扱いません。

いじられキャラは、ある意味お得?

望んでいない役割を押しつけられたとすると、これは「支配・服従の関係」に当てはまると思います。見えない権力のピラミッドがそこに存在していると考えても問題は無いでしょう。これは僕の主観ですが、『いじられキャラ』は実はネガティブな、本人にとってみれば喜ばしくない存在なのではないか。そう思えるのです。

いろいろリサーチしていると『いじられキャラ』は必ずしもネガティブないという意見もあるようです。

いじられキャラは……
・好かれているからいじって貰える
・心を許されているからいじって貰える
・いじられる事で自分と言う存在をアピールできる
・いじられる事で相手にして貰う事が出来る
・歴史上の偉人や著名人の中にもいじられて成功した人がいる
・結果的に人に喜ばれるのだから良い事である

と言うような内容です。確かに物事は見方を変えれば考え方も変わって来るので、そういう考え方もあるのかな、と思えて来ます。

では『いじられキャラ』というのは役得なのかどうかというと、結論から言うと本人の解釈次第ではないかと言えるのではないかと思います。

いじられキャラといじめられキャラ

どうしてもイヤなのに、その役割を止める事を受け入れて貰えなかったらそれは『いじられキャラ』ではなく『いじめられキャラ』なのです。その線引きはしっかりと見極めて下さい。

僕の知る範囲内での括りになってしまっていまいますが、正直申しまして、どう考えても『いじられキャラ』であることをプラスに思えない人は、誰にどんなに説得されても『いじられキャラ』としてプラスの人生は歩めないのです。たとえば、「俺、クールでダンディなキャラで行きたいんだけど…」と思う人にとっては、『いじられキャラ』の役割を与えられたら屈辱以外の何物でもないと思います。だから勇気を持って、その役割がイヤならイヤと主張する事が大切です。キャラにも向き不向きはあるので、望んだからと言ってクールでダンディになれる保証はありませんが自分が後悔しない目標設定を立てて進んだ方が人生の質は輝くのです。

もし、自分のキャラクターで悩んでしまったら独りで抱え込まず、カウンセラーやコーチ等に相談してみることをお勧めします。流されず、自分の心に正直に。それがいちばんです。